感想:アニメ「AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-」第11話「真夏のアキバフェス開幕!」


AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION- ヒロインB2タペストリー

AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-アキバズトリップ・ジ・アニメーション) 公式サイト http://akibastrip-anime.com/
放送 AT-XAT-Xが最速放送)(全13話)

【※以下ネタバレ】
 

第11話 『TRIP11 真夏のアキバフェス開幕!』 (2017年3月15日(水)放送)(最速放送)

 

あらすじ

 秋葉原では、政府が推進する「ナイスジャパン」政策の一環として、政府肝入りのイベント「アキバフェス」が開催されることになり、盛り上がりを見せていた。「まにあ~ず」もフェスで開催されるステージを前に、リハーサルに余念がなかった。

 そんな中、アキバ各所で様々な迷惑行為が行われ、現場には電気マヨネーズの署名入りの犯行声明が残されていた。タモツたちは自警団に犯人として捕まるが、自分たちの偽物がいると主張し、真犯人を捕まえて無実を証明すると息巻く。

 深夜。タモツたちはニセ電気マヨネーズの三人組を発見し、タモツと有紗は自分の偽者のバグリモノを退治するが、まとめは仮面をかぶった相手に大苦戦し、結局取り逃がしてしまう。それでもラトゥが証拠写真を撮ってくれていたことで、タモツたちの疑いは晴れて一件落着となった。

 翌日。アキバフェスがスタートし、トップバッターとしてまよね~ずのステージが始まるが、その瞬間いきなり政府がフェスの中止を宣言する。大臣はオタクたちのアキバ文化は政府が推進するナイスジャパンの対象とは程遠いと言い、秋葉原禁止法を施行すると宣言する。

 やがて、タモツにまとめから助けを求める電話が入り、タモツは万世橋で倒れているまとめを見つけて介抱しようとするが、次の瞬間キスされる。一方、「本物の」まとめはタモツが万世橋に向かったと知り慌てて急行するが、まとめの目の前でタモツは川に転落してしまう。続く。


脚本/雑破業  絵コンテ・演出/杉村苑美 総作画監督/満田一  作画監督/清水博幸


感想

 そろそろ最終回が近くなったという事で、予想外な最終決戦ムードです。浅野真澄がラスボスというのも「それが声優!」繋がりという認識でOK


 それにしても、劇中で「わーい、イヤホンズの限定フィギュアが届いたぞー。大人気過ぎて初回出荷は瞬殺だったもんなぁ」とかいう台詞を臆面もなく突っ込んでくるとは、イヤホンズ売り込みアニメとして徹底しております(笑)


一件落着ゴ用心【AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-盤】

感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第43話(シーズン2 第15話)「焦土作戦」

スパイ大作戦 シーズン2<トク選BOX> [DVD]

スパイ大作戦BSジャパン http://www.bs-j.co.jp/missionimpossible/
スパイ大作戦 パラマウント http://paramount.nbcuni.co.jp/spy-daisakusen/
放送 BSジャパン

【※以下ネタバレ】
 
シーズン2(29~53話)の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ
perry-r.hatenablog.com
 

第43話 焦土作戦 The Photographer (シーズン2・第15話)

 

あらすじ

一流の写真家として活躍する、諜報機関の手先デビッド。彼が受信する暗号を解読すればペスト菌を持つスパイたちの所在が分かるのだが・・・。


一流写真家として活躍するデビッドは、ここ1カ月で150人という大量のスパイを送り込んだ諜報機関の一員で、本国との暗号の送受信を担当している。その組織のスパイが捕まり、アメリカに肺ペスト菌をばらまこうという計画が発覚、計画阻止に暗号を解く鍵が必須となる。シナモン(バーバラ・ベイン)がモデルとなりデビッドに接近、“焦土作戦”で彼を騙し、細菌テロを阻止できるか!

※DVD版のタイトルは「焼土作戦」。


【今回の指令】
 某国はここ数か月で150人ものスパイをアメリカに送りこんできているが、そのスパイたちが72時間でアメリカの人口を半減させるほどの肺ペスト菌を持ち込んでいることが判明した。そして写真家デヴィッド・レディングも某国のスパイであり、彼の暗号通信を解読すればスパイたちの所在がつかめるはずだが、未だ解読に至っていない。IMFは暗号解読のため、レディングが使用している暗号の「鍵」を入手しなくてはならない。


【作戦参加メンバー】
 レギュラー:フェルプス、ローラン、シナモン、バーニー、ウィリー
 ゲスト:無し


【作戦の舞台】
 アメリカ国内


【作戦】
 IMFは、レディングにシナモンをモデルとして撮影する仕事を受けさせる。シナモンは、「かつてモデルであり、今は諜報機関に勤務している美人生化学者」という設定で、夫役のフェルプスと共に撮影のためレディングの家を訪れる。シナモンは撮影の際、雰囲気作りだと言ってある化学式をセットの白板に書き付けるが、あとから慌てて化学式は機密情報なので写真を破棄してほしいと頼む。一方フェルプスは、レディングの家の中の銃の弾を全て空砲にすり替える。

 レディングは写真を破棄したふりをして現像し、化学式が肺ペストの培養に関係するものだと知る。レディングはシナモンがまさに自分たちの事を調べている相手だと察し、シナモンとフェルプスを自宅に呼びつけ、銃を突き付けて、知っていることを話せと脅迫する。

 レディングは核開発の研究者だった父親が誰かにはめられ、スパイ容疑で処刑されてしまったので、その恨みで某国に協力していると明かす。そして亡き父の親友アレックスに育てられ、二人で某国のスパイとして働いているのだった。シナモンは某国の肺ペスト持ち込みはアメリカへの攻撃と同じなので、アメリカは某国に先制核攻撃を行う予定だと話してしまい、直後夫ともに射殺される(実際は空砲なので死んだふり)。

 レディングたちは慌てて、某国が核攻撃される前にニューヨークに核ミサイルを撃ち込めば、アメリカは混乱するので時間が稼げる、と判断し、その旨某国に連絡する。しかし通信はバーニーが妨害電波で遮断していた。直後、諜報機関の人間に扮したローランとウィリーがやってきて二人を逮捕するが、レディングは反撃してウィリーを射殺し、ローランを地下シェルターに連行する。

 レディングたちが地下シェルターにこもっている間に、地上ではバーニーたちが偽ラジオ放送で核攻撃が近いと伝え、さらに爆薬で振動を起こし、核攻撃を偽装する。レディングたちはシェルターの潜望鏡で周囲をうかがうと、その周りには廃墟のジオラマが置かれていて、それを見てレディングたちは核攻撃で周囲は焼け野原になったと信じ込む。さらにIMFは偽の暗号通信を送り、レディングたちは解読を始めるが、その解読の様子をローランが全て記憶していた。そしてシェルターを飛び出し、フェルプスたちに解読方法を報告する。

 レディングはローランを追って外に出るが、核攻撃など無かったことを知り呆然とする。フェルプスはレディングに、父親をはめたのは誰かよく考えてみろと言い、レディングは自称父の親友のアレックスを不信の目で見るシーンで〆。


監督: リー・H・カッツィン
脚本: ウィリアム・リード・ウッドフィールド&アラン・バルター


感想

 評価は○。

 IMFチームが核戦争勃発という突拍子もない大芝居でターゲットを騙す話で、中盤まではかなり退屈だったが、終盤の大芝居のシーンは痛快の一言だった。


 今回のエピソードは、中盤までは、IMFチームは、シナモンとフェルプスがモデルとその夫を演じるものの、やったことは相手に情報を与えただけで、最後には射殺されてしまう(実は空砲+血のりで殺されたふり)。その間、他のメンバーといえば、バーニーは台詞もなく陰でちょこちょこと作業しているだけ、ローランとウイリーに至っては出番が全く無し、という状況で、チームのアクティブな活躍が全く無いので、退屈で仕方なく、今回は外れ話かと思わせるのに十分だった。

 ところが残り15分くらいの時点になると、シェルターに立てこもっているレディングたちに対してIMFの計略が炸裂し、ウィリーとバーニーが吹き込んだ偽のラジオ放送で核ミサイル襲来と錯覚させ、庭に仕掛けた小型爆弾を爆発させて振動を起こし核爆発を偽装する、というあたりから俄然面白くなってくる。

 その後、シナモンが大型のヒーターを手にもってシェルターの空気取り入れ口の近くを温め、シェルター内のレディングが「核爆発の熱風が入ってきた……」とか騙されているシーンなど、もうおかしくて仕方なかった。

 そしてとどめで、レディングがシェルター内から潜望鏡を上げて周囲を見渡してみると、辺りは地面が焼け焦げ、木は灰になってくすぶり、山の向こうは真っ赤に燃えているので、あまりの惨状に言葉を無くして黙り込んでしまう。しかし、種明かしをすると、それは潜望鏡の周りをぐるりとパネルで囲ってそこには燃えている山の絵が描いてあるだけ、さらに地べたに作り物の焼け焦げ光景のジオラマを置いているだけ、という結構ちゃちな仕掛けで、それにあっさり騙されているレディングたちの姿はもう傑作の一言だった。


 最後は地上に飛び出してきたレディングたちが、周囲が全く正常なことに気が付いて唖然とするシーンも愉快でよかったが、さらにブリッグスがレディングに「誰が父親をはめたのかゆっくり考えてみろ」と言って、レディングがアレックスをじーっと見つめて、アレックスがうろたえるシーンなど、なかなかいい感じの締めくくり方だった。いつもはIMFチームが車で逃げ出すシーンが定番だが、たまにはこういう終わり方も悪くない。


 ちなみに暗号の解読方法は、日付と電話帳の併用で、以下の通り。

1)まず紙に暗号解読の変換表を作る。「PHOTOGRAPHERBCDEF...(中略)...XYZ」と書き付け、各文字に数字を割り振る。(G=5, R=6, A=7, E=8, B=9,..., Z=26、といった具合。最初の方は画面に映らず)


2)当日の日付は1967年8月23日なので、電話帳の「823」ページを見る


3)暗号の一文字目は「J」。電話帳の一番目の番号は「279-1098」なので、先頭の数字は「2」。変換表でJの二つ前の文字は「F」。つまり通信内容は「F」。


4)暗号の二文字目は「L」。電話帳の二番目の番号は「758-8598」なので、先頭の数字は「7」。変換表のLの七つ前は「B」。つまり通信内容は「B」。

といった具合。まあ、第二次大戦中のドイツ軍ですら機械式の暗号変換を行っていたことを思うと、1967年にこんなアナログな暗号変換というのは現実にはあり得なかろうが、ドラマのギミックとしてはなかなか面白かった。


参考:今回の指令の入手方法

 フェルプスが車で廃屋風の建物に乗り付け、二階に上ってあるボタンを押す。すると壁が上にずれて、オープンリール式テープレコーダーと、張り付けてある大きめの封筒が現れる。フェルプスはテープを再生して指令を聞きつつ、封筒の中の写真を確認する。指令は最後に「なおこの録音は自動的に消滅する」といい、テープから煙が吹き上がる。


参考:指令内容

 おはよう、フェルプス君。その男はデヴィッド・レディングといって、我が国一流の写真家であるが、またここ数カ月の間に合衆国へ150人という大量のスパイを送り込んだ某諜報機関の手先でもある。昨日そのスパイの一人が捕まったが、72時間以内にわが国の人口を半減するほどの恐るべき肺ペスト菌を彼らが持ち込んでいるという以外、何の情報も掴めない。レディングが発信し受信する暗号を解読できれば、スパイたちの所在を突き止めることもできるが、現在のところ、まだ解読するまでに至っていないのだ。

 そこで君の使命だが、大事に至らぬうちに一刻も早く暗号解読の鍵を手に入れることにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、この録音は自動的に消滅する。成功を祈る。


シーズン2(29~53話)の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com

【成年向けゲーム】ゲーム雑誌「PCエンジェル」発行所・発売所の変遷一覧

PC Angel (ピーシーエンジェル) 1998年05月号

 ふと思い立って、2012年に休刊したエッチなゲームの専門誌「PCエンジェル」「同ネオ」の「発行」「発売」の会社名を調べてみました。すると、今まで気が付かなかったことが見えてきましたよ。

「発行」と「発売」の違い

 さて雑誌の奥付を見ると「発行」と「発売」の二つの会社名が書いている場合があります。二つの違いは

1)「発行」会社=本を作る
2)「発売」会社=取次会社と取引して本屋さんに本を持って行ってもらう

となります。基本的には一つの会社が発行も発売も行うので「発行」しか書いてないことも多いのですが、本を作った会社が取次会社との取引をしていないなどの場合、別の会社に頼んで取次会社と取引を代行してもらいます。その場合には「発売」会社名を明記することになります。

 ……のはずなのですが……、調べてみるとどうもこのルールと実態が違っているんですよね……


1.1992年10月号(創刊号)~2006年5月号

裏表紙の記載
 株式会社オデッセウス

※この時期は株式会社オデッセウスが編集も発売もしていたからか、特に「発行」とか「発売」とかの記載は無し。2006年5月号が堀部秀郎氏の表紙イラストの最後となった。
 
 
 

2.2006年6月号~同年11月号

裏表紙の記載
・発行:株式会社オデッセウス出版
・発売:株式会社オデッセウス

雑誌奥付け
・発行所:株式会社オデッセウス出版
・編集部:株式会社オデッセウス


※発行と発売という二つの表記に分かれる。2006年6月号でリニューアルと銘打って外観や連載を一新したのはこれと関連していたのか、と今更ながらに気が付いた。株式会社オデッセウス出版とはオデッセウスの子会社? 「発行」とは編集する部門の事だと思うのだが、奥付けをみると逆に見える……
 
 
 

3.2006年12月号~2007年5月号

裏表紙の記載
・発行所:株式会社オデッセウス出版
・編集:株式会社オデッセウス

雑誌奥付け
・発行所:株式会社オデッセウス出版
・編集:株式会社オデッセウス

※裏表紙で今まで「発売」だったオデッセウスが「編集」になる。ただ奥付では以前から「編集部」と書かれていた。背表紙は今まで「オデッセウス」と書かれていたが、2006年12月号から「オデッセウス出版」となる。雑誌を売っている会社が「~出版」に切り替わったという意味か……? やはり「発行」が本を売っている会社という意味?
 
 
 

4.2007年6月号~同年7月号

裏表紙の記載
・発行所:株式会社オデッセウス出版

雑誌奥付け
・発行所:株式会社オデッセウス出版(販売部・編集)

※株式会社オデッセウス≪出版≫が編集も販売も両方担当することになった模様。
 
 
 

5.2007年8月号~2009年5月号

裏表紙の記載
・発行所:有限会社足立東クリエイト★
・発売所:株式会社オデッセウス出版

雑誌奥付け
・発行所:有限会社足立東クリエイト★
・発売所:株式会社オデッセウス出版(販売部・編集)
 
※発行所が「足立東クリエイト」という会社となる。2007年8月号で唐突に雑誌名が「PCエンジェル」から「PCエンジェル≪ネオ≫」に改名される。編集者コメントでも内部で相当混乱が有った模様。何が有ったのかしらん?
 
 
 

6.2009年6月号~同年8月号

裏表紙の記載
・発行所:株式会社GMSパブリッシング
・発売所:株式会社オデッセウス出版

雑誌奥付け
・発行所:株式会社GMSパブリッシング
・発売所:株式会社オデッセウス出版(販売部・編集)

※発行所が「株式会社GMSパブリッシング」という会社となる。
 
 
 

7.2009年9月号~2010年5月号

裏表紙の記載
・発行所:株式会社GMSパブリッシング
・発売所:株式会社オデッセウス出版

雑誌奥付け
・発行所:株式会社GMSパブリッシング
 
 
  

8.2010年6月号~2011年8月号

裏表紙の記載
・発行所:株式会社GMSパブリッシング
・発売所:株式会社青空出版

雑誌奥付け
・発行所:株式会社GMSパブリッシング

青空出版オデッセウス出版が屋号を変更したもので、同じ会社
 
 
 

9.2011年9月号~2012年4月号(休刊号)

裏表紙の記載
・発行所:株式会社GMSパブリッシング
・発売所:ケーズ・パブリッシング

雑誌奥付け
・発行所:株式会社GMSパブリッシング



まとめ

 発行と発売と、どちらが編集している会社でどちらが売っている会社なのか、もう混乱してきた……、とりあえず流転の雑誌だったことは良く解りましたです。
 
 
PC Angel neo (ピーシーエンジェルネオ) 2012年 04月号 [雑誌]
 
 

感想:アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!2」第9話「この不浄な温泉街に女神を!」

TVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』オープニング・テーマ 「TOMORROW」【通常盤】

アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!2』公式サイト http://konosuba.com/
スニーカー文庫公式サイト http://sneakerbunko.jp/series/konosuba/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

第9話 この不浄な温泉街に女神を!

 

あらすじ

 カズマはアルカンレティアのアクシズ教徒の入信勧誘のしつこさに辟易させられるが、アクアは自分の信者たちの熱心な活動ぶりにご満悦だった。しかしいざ自分が温泉に入ろうとすると、浄化の力でただのお湯にしてしまうため追い出されてしまい、泣きっ面になる。さらに、信者の幹部に自分こそ女神アクアだと名乗るものの、鼻で笑い飛ばされてしまい、いたく傷つくことに。

 翌日、アクアはカズマたちに最近温泉の質が悪くなっているらしいのは、魔王軍の陰謀などと言い出す。アクアの説によれば、魔王軍はアクシズ教徒を危険視しているものの、正面からでは勝てないので、財源である温泉を潰してしまおうとしているらしい。もちろんカズマたちは全く取り合わないが、アクアは自分の信者への攻撃(?)を黙ってみていられず行動を起こす。

 アクアは街の真ん中に住民を集め、魔王軍が温泉を汚染していると訴え、さらに自分こそ女神アクアだと告白する。しかし住民からは「温泉をお湯に変える嫌がらせを行う上に、女神の名をかたる不届き者」扱いされて罵声を浴びることに。さらに、夜、カズマたちの宿に殺気立ったアクシズ教徒が押し寄せてきた。続く。


脚本/上江洲誠  絵コンテ/金崎貴臣  演出/中山敦史 総作画監督/田中紀衣  美術監督/三宅昌和


感想

 ラス前という事で気合を入れてきたのか、

・懺悔室でカズマがアクアに対し懺悔という名目で、ギルドでアクアの代わりのプリーストを既に募集中、とか、アクアの高い酒を飲んで代わりに安酒を詰め替えておいた、とか、アクアを泣かせに行く場面

・カズマが混浴で女性客をガン見しておいて、相手からクレームが付くと、カッコよく「お構いなく」とか言う場面

・アクアが信者たちに女神だと告白したら、信者から語り呼ばわりされてンガーっとなるシーン

 などなど、見どころ多し、でした。


 あと、前回からアクシズ教徒が「洗剤が食べられる」とかしつこく繰り返す展開は、「水の女神と洗剤と何の関係があるの?」といぶかしんでいたのですが……、ようやく気が付いた。これ、「ア●ウェ●」をおちょくっているんですね(笑) 大丈夫なのか?(笑)


 ちなみに、キャスト一覧を見ると、名も無きアクシズ教徒たちの声優が異様に豪華で、猫のちょむ助と兼任の生天目仁美はともかく、渡辺明乃とか原紗友里とか藤田咲とか小倉唯とか南央美とか、何故ここまで凝るのか、という布陣で驚いたぞい。


TVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』エンディング・テーマ 「おうちに帰りたい」

感想:アニメ「風夏」第10話「運命」

風夏(15) (講談社コミックス)

TVアニメ『風夏』公式サイト http://fuuka.tv/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

第10話 『#10 運命』

 

あらすじ

 風夏は優への想いを口に出せずに悩み、そのためオリジナル曲の作詞もなかなか進まなかった。優は風夏の気持ちを知らずに励ますものの、風夏から激しく反発されて戸惑う。優はそのことを小雪に相談するものの、小雪風夏の気持ちを察しており、あいまいな返事に終始するのみだった。やがて小雪はようやくオリジナル曲の作詞を完成させ、バンドのメンバーも出来の良さに喜ぶ。

 そしてザ・フォールン・ムーンはライブハウスでのライブの日を迎えるが、その日、ヒサシの前に行方不明だったニコとたまが6年ぶりに姿を現していた。ザ・フォールン・ムーンの演奏はオリジナル曲も含めて大好評で、早くも次回の出演の話が持ち込まれていた。しかしメンバーの前で風夏はプロとしてソロデビューするためバンドを抜けるという話を持ち出す。沙羅や真琴は冷静に受け止めるものの、一矢は激高する。


●脚本:待田堂子 ●コンテ:久慈悟郎 ●演出:久慈悟郎


感想

 小雪は、ついこの間、(恋人でもない)優とのツーショットの写真を撮られて大騒ぎになったのに、今は優との仲を全く隠していない公然の付き合いで、バンドメンバーにも榛名家の人たちにもバレているのに、全くスキャンダルになっていない……、何故なのか。

 さて、お話はそろそろ終わりのはずなのですが、予想されるオチとしては、「優柔不断草食男の優が、国民的アイドルとたぐいまれなる才能を持つ歌姫との両方に迫られて、どっちにも決められなくて、風夏小雪がライバル宣言しておしまい」みたいなところに落ち着くのか?


風夏 B2タペストリー A
Fair wind ―瀬尾公治画集―

感想:WEBコミック「キン肉マン」第201話「悪魔の仮面!!の巻」

キン肉マン 58 (ジャンプコミックス)

週刊プレイボーイ http://wpb.shueisha.co.jp/comic_novel/

【※以下ネタバレ】
 

第201話 悪魔の仮面!!の巻 (2017年3月13日(月)更新)

 

あらすじ

悪魔将軍vsストロング・ザ・武道(ブドー)の一戦。真っ向勝負で武道(ブドー)を超えることにこだわりすぎた悪魔将軍は、手痛い反撃を許してしまう。そんな中、悪魔将軍はペインマンの言葉を思い出し「柔軟」に現状の打破を図る! 一方、完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)すべての特性を兼ね備える武道(ブドー)は、悪魔将軍の攻撃をことごとく無効化。ついに完璧・零式(パーフェクト・ゼロ)奥義の発動体勢に---!!

 「悪魔将軍/ゴールドマン VS ストロング・ザ・武道/超人閻魔」戦。

 武道は悪魔将軍に、必殺技「完璧・零式奥義 千兵殲滅落とし」を炸裂させるが、悪魔将軍は全身を痛めつけられながらも立ち上がってくる。必殺技が破られ動揺した武道は、悪魔将軍に立ち上がってこれた理由を問いただすが、悪魔将軍自身にも理由がわからなかった。武道は悪魔将軍の超人パワーを吸い取りにかかるが、悪魔将軍の体が光り輝きだす。ミートはこの変化は悪魔将軍が友情パワーに目覚めたからでは、と推測するが、バッファローマンはそれを即座に否定する。

感想

 武道の奥義って、オカダカズチカの「リバースネックブリーカー」の表裏をひっくり返しただけのような……


攻防

武道:「完璧・零式奥義 千兵殲滅落とし」→悪魔将軍と手四つの態勢→頭突き→「零の悲劇」


※完璧・零式奥義 千兵殲滅(せんぺいせんめつ)落とし=武道/超人閻魔の奥義。左手で相手の両足を持って背中合わせにつりさげるような態勢で落下。相手の体をのけぞらせ、立膝をした右足の上に頭をたたきつける。頭、胴体、足とまんべんなく痛めつける技。

※零の悲劇=手のひらから相手の超人パワーを吸い取る技


[参考]完璧超人始祖の一覧

番号称号名前ダンベル生死
00完璧・零式(パーフェクト・ゼロ)ザ・マン/超人閻魔無し  
01完璧・壱式(パーフェクト・ファースト)ゴールドマン/悪魔将軍天のダンベル  
02完璧・弐式(パーフェクト・セカンド)シルバーマン地のダンベル 
03完璧・参式(パーフェクト・サード)ミラージュマン氷のダンベル死亡
04完璧・肆式(パーフェクト・フォース)アビスマン焔のダンベル死亡
05完璧・伍式(パーフェクト・フィフス)ペインマン風のダンベル死亡
06完璧・陸式(パーフェクト・シックス)ジャスティスマン光のダンベル  
07完璧・漆式(パーフェクト・セブンス)ガンマン土のダンベル死亡
08完璧・捌式(パーフェクト・エイス)シングマン星のダンベル死亡
09完璧・玖式(パーフェクト・ナインス)カラスマン闇のダンベル死亡
10完璧・拾式(パーフェクト・テンス)サイコマン雷のダンベル消滅

他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com


CCP マスキュラー コレクション EX 悪魔将軍 地獄のメリーゴーランド元祖原作カラーアドベントVer.
S.H.Figuarts ビッグ・ザ・武道

感想:アニメ「タイガーマスクW」第19話「地獄からの脱出」

300ピース ジグソーパズル タイガーマスクW 二頭の虎(26x38cm)

テレビアニメ「タイガーマスクW 」公式サイト http://www.toei-anim.co.jp/tv/tigermask_w/

【※以下ネタバレ】
 

第19話 地獄からの脱出

 

あらすじ

 ついに虎の穴の特別試合「ヘル・イン・ザ・ホール」が開催されることになった。「ヘル~」は大金持ちが観客となる秘密試合で、反則も凶器の使用も自由のバトルロイヤル形式でレスラーたちが殺し合う。一人倒すたびに凶器が与えられ、最後に会場である山の頂上に待つ門番を倒せば、自由と賞金を手に入れることができるのだった。

 参加レスラーは、タクマ、ケビン、レッドデスマスク、ブラックパイソン、オーディン、ビリーザキッドマン、他合計9名。タクマはケビンとコンビを組んでブラックパイソンをKOし、一方旧知の仲のオーディンとビリーザキッドマンも同盟を結ぶ。しかしレッドデスマスクは群れることを拒否し、一人で凶器を集めていた。やがてタクマ・ケビン組とオーディン・ビリーザキッドマン組が激突するが、タッグの戦いに長けたオーディン組はタクマ組を圧倒する。続く。


脚本:千葉克彦  演出(絵コンテ):園田誠  作画監督:浅沼昭弘  美術:西山正紀


感想

 過去3回ほどは、『レスラーがスイーツを巡って戦いを繰り広げる』とかいうマヌケな話が展開されましたが、今回からようやくシリアス展開に戻ってほっとしました。

 21世紀に「地下プロレス風バトルロイヤルで殺し合い」とかいう梶原一騎的世界観を持ち出してくれるのが、なんともレトロチックでグッときましたよ。また、おなじみミスターXに再会できたのも嬉しいし、ミスターXが大金持ちに「いや、参加者で有名な奴らって、全員タイガーマスクに負けたやつじゃん?」と突っ込まれて、「ぐぬぬ」と言葉に詰まるシーンとかも先代アニメテイストでグー。

 さて今回登場した新顔マスクマン「ザ・サード」。声が島田敏ですので、「イエローデビル」が出世魚的にステップアップして虎マスクマンに格上げされたと思われます。ふーむ、するとこのアニメの最終回は、タイガーマスクと白っぽい虎のマスクのレスラーが戦う、という事が予想され、先代アニメのラストをなぞることになると思われます。良いじゃん。まあ、ナオトが目つぶしとか反則三昧で相手を全殺しにすることは無いと思いますけど。

 それにしても、虎の穴、「凶器」という名目で靴ひもとか椅子とか折り畳み机を落としていくセンスがお茶目すぎて笑ったぞ(笑) そらまあナイフなんか落としていったらシャレにならないけど、どうせなら有刺鉄線バットくらい渡してやれや。

感想:アニメ「幼女戦記」第9話「前進準備」

幼女戦記 (1) Deus lo vult

TVアニメ「幼女戦記」公式サイト http://youjo-senki.jp/
放送 AT-XAT-Xが最速放送)。全12話+総集編1話。

【※以下ネタバレ】
 

第9話 『第玖話 前進準備』 (2017年3月10日(金)放送)(最速放送)

 

あらすじ

 ライン戦線はアレーヌ市の鉄道が損傷したことで補給に問題が生じ、大規模攻勢は不可能となっていた。参謀本部はあえて戦線を後退させて敵を引き込み、その上で包囲殲滅するという計画を立案する。そしてまず部隊をひそかに撤収させたあと、続いて敵にニセ情報で帝国は混乱しているように思わせる。

 帝国軍はさらに、敵軍を混乱させるため、前線を飛び越えライン戦線司令部を襲撃するという突飛な作戦を計画する。それは最新の弾道兵器V-1にターニャ達魔導大隊の兵士を詰め込み、超音速で敵司令部近くまで送り込む、というものだった。ターニャは不満を押し殺して作戦に参加し、敵陣深くに突入した。


脚本:猪原健太 絵コンテ:丸山裕介 / 谷口宏美 / 上村泰 演出:丸山裕介 作画監督:三井麻未 / 山中正博 / 山村俊了 / KIM SU-HO / LEE JU-HYON


感想

 久々にターニャがひどい目に逢う話で、結構楽しい話でした。不満があるとすれば、ターニャが投入されたような決死隊的作戦は、ドイツ、もとい帝国はとてもやりそうになく、どちらかというと精神主義的な日本人が好んでやりそうな作戦だよなぁ、という違和感が有ったことですかね。


幼女戦記 2 Plus Ultra<幼女戦記>