感想「K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!」+「やれんのか!」

 大晦日の格闘技二大興行のTV観戦感想をば。

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■「K−1 PREMIUM 2007 Dynamite!!」

K−1甲子園

 ・・・、あ、あれ? HIROYAが決勝で負けてますけど・・・、HIROYAを持ち上げるための出来レースじゃなかったの? TBSなら無理やり勝たせると思ったんだけどなぁ。角田裁定(別名:八百長)を持ち出すところまでは期待していないということか。


○田村−×所(3R アームバー)

 組み合わせとしては面白いけど・・・、体重差13Kg!? 前田日明って何時も「選手の安全がどう」とか「殺し合いじゃない」とか言っていますが、そのわりにこんなムチャクチャなマッチメイク看過してますよね。自分も”ゆうだけ番長”になってます。

 所も健闘しましたが、アームバーで決まり。


○武蔵−×ベルナール・アッカ(3R KO)

 武蔵、素人をパンチで仕留めるのに3Rまでかかりました。まあ、アレだけムキムキの筋肉の相手を素人にカウントするのもちょっとアレかもしれませんが、世界大会準優勝の人間が何でそんなにてこずるのか素人には理解できない。


魔裟斗−×チェ・ヨンス(3R タオル投入)

 元ボクシング王者にK−1ルールで完勝。最初のダウンを取ったハイキックの速さは物凄かった。ホントに見えないんだもんな。


ニコラス・ペタス−×キム・ヨンヒョン(2R TKO)

 ・・・、ペタス、つい先日シュルトに負けたばっかりなのにまた試合に出されてる・・・、とりあえずでかいだけの相手をローキックで軽くKO。


×西島洋介−○メルヴィン・マヌーフ(1R マウントパンチ)

 最初お互いが殴るだけなので純粋K−1ルールの試合かと思いました。西島、倒されて、上に乗られて、マウントパンチ、のカビの生えたような黄金パターンで何もしないまま負け。もう良いよ、って感じ。


○山本“KID”−×ハニ・ヤヒーラ(2R KO)

 KIDが寝技に入らせずにKO勝ち。まあ、ちょいと物足りなかったけど寝技でグダグダさせないのも強さという事で。


ボブ・サップ−×ボビー・オロゴン(1R KO)

 サップがマウントでタコ殴り勝利。まあ、サップも素人の挑戦を受ける役くらいならまだなんとかできるか。自分ももうタレントみたいなもんだしな。


×ミノワマン−○ズール(3R タオル投入)

 ミノワ、でかいだけの相手を料理しきれず結局押しつぶされて負け。ノゲイラなんかあっという間に関節技で切って落としていましたけどね。比較する方が酷か。


○桜庭−×船木(1R チキンウィングアームロック)

 夢の対決・・・、私は両者に接点が無さすぎて夢でも何でもなかったのですが、桜庭が手堅くアームロック葬。それにしても桜庭の膝が・・・、あの凄まじいテーピングを見る限り、とてつもなく悪いんだろうなぁ。故テリー・ゴディが膝の手術をする前もあんな感じでした。


×宮田和幸−○ヨアキム・ハンセン(2R チョークスリーパー

 宮田も頑張りましたが、ハンセンはなお強いと。

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■「やれんのか!大晦日!2007」

ヒョードル−×チェ・ホンマン(1R 腕ひしぎ)

 ホンマンになすすべもなく潰されるヒョードルを見て「え? もしかしてヒョードル体調不良?」とか心配しましたが、一瞬の後には下から腕を極めて勝っていました。相変わらずヒョードルは強いわ。


○三崎−×秋山”ヌルヌル””クリーム”成勲(1R KO)

 秋山のコピーが「反骨の柔道王」なので笑ってしまった。「反<則>の〜」だろ、と思いますけどね。三崎という選手は全く知らないのですが、試合中に突然右足左足とその場とび小走りのようなことをするのは一体なんなのでしょう? ギャグ?

 今回は秋山がクリームの威力を使う暇もなく顔面を蹴り上げられてKO負けと相成りました。

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 まあ、往年の様な注目すべき名物カードは無くなりましたが、年末の暇つぶしには丁度いい感じですかな。