ペリー・ローダン百科事典「龕」「輸送ロボット」「テレプシメーション」

龕(ずし)(209巻/418話)

 ”スーパー・ミュータント”リバルド・コレッロの移動住居。

 外形はほぼ箱型。縦・横・高さとも4メートル。厚さ2メートルの台座の上に、透明の斜めになった壁からなる部屋が乗っている。部屋の上にはさらに「棺」が設置されている。

 龕は反重力プロジェクター・防御バリア・兵器・空調システム・食事システム・マッサージ機器等を搭載し、宇宙空間での移動も可能な、一種の宇宙船。内部は摂氏37度と適度な湿度が保たれ、柔らかなクッション等が装備され、肉体が胎児並に脆弱なコレッロが生活するために必要な物は全て揃っている。全ての機器はコレッロのエレクトロン命令インパルスでコントロールされるため、操作は精神の力だけで行える。

 「棺」の中にはコレッロの母ジェヴォレニー・タツトゥンの遺体が収められ、エネルギー性保存システムで死んだときの姿で保存されている。コレッロは事あるごとに死んだ母に語りかけていた。

●初出=209巻・418話・「スーパー・ミュータント襲来!」・3433年

輸送ロボット(リバルド・コレッロの)(209巻/418話)

 ”スーパー・ミュータント”リバルド・コレッロの移動のための乗り物。

 高さ2メートルの円錐形。上部60センチは透明な球形耐圧ヘルメット。作業アームと武器アームが2本ずつ。内部はコレッロ用のシートが有る。反重力で移動可能。内部は摂氏37度に保たれている。全ての機器はコレッロのエレクトロン命令インパルスでコントロールされるため、操作は精神の力だけで行える。

 輸送ロボットは建物や船内などを移動するときに使用する。

●初出=209巻・418話・「スーパー・ミュータント襲来!」・3433年

テレプシメーション(巻/話)

 3432年に物語に登場。超能力の種類。物質転送能力。この超能力の使用者の呼び方=「テレプシマット」。

 「スーパー・ミュータント」リバルド・コレッロの能力の一つ。最高25キログラムまでの物質を精神の力で任意の場所に転送する能力。転送は「視認できる場所」もしくは「心理的に接触している生物」の中へ行える。

 3434年にコレッロが洗脳(胎児封鎖)から逃れたあと、この能力は以前より弱まっており、重量は最大750グラムまで、到達距離は40キロメートルまで、となった。

ペリー・ローダンへの道
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