紹介:軍隊のご飯の本「レーション・ワールドカップ」

オークラ出版
http://www.oakla.com/
レーション・ワールドカップ
〜軍隊の日常食 戦闘糧食大百科〜
ISBN:9784775511350
本体価格 1000円(税別)
一流レストラン並みの極上メニューから涙の止まらない激マズの一品ま でレーションマニアたちが100食以上の「ミリメシ」を全部ガチンコ一気食い!

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単行本: 141ページ
出版社: オークラ出版 (2008/2/28)
ISBN-10: 4775511351
ISBN-13: 978-4775511350
発売日: 2008/2/28

 軍隊のご飯の事をマニアは「ミリメシ(ミリタリー+メシ)」と呼ぶそうです。正式には「コンバット・レーション」といいます。この手の軍隊の食事は戦場で食べることが前提ですから、缶詰あるいはレトルトで手軽に食べられるようにしてあります、ということまでは素人でもわかりますが、では具体的にはどんなメニューなの? というのは、よほどの軍事マニアでないと知らないのではないでしょうか。

 そんなコンバット・レーションをカラーページをたっぷり使って紹介するのがこの本です。世界各国の軍隊の食事を、調理した写真+味の評価のセットで紹介してあります。パッと見では航空会社の機内食のカタログみたいな感じですね。各国の簡単な歴史・文化、料理の傾向にも触れられており、それらを背景にした上でレーションを評価しています。ちょっと変った世界の料理の解説本、とも言えるかな?

 私はこの手の「料理の完成した写真」とかを眺めるのが大好きなので(料理はしないけど見るのは好き)、実に楽しく読めました。「ミリメシ」とか「レーション」とかの単語が好きな人は買って損は無いと思いますよ。


★蛇足

 アメリカ軍のレーションは世界屈指の不味さだそうです。意外です。世界最強軍ですから食事も気を使っていると思っていました。反対に美味なのは日本とフランスだそうですよ。こっちは納得ですね。