感想:アニメ「Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-」第2話「天使は啼かない」

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AT−X http://www.at-x.com/program_detail/index.html/2208/new

 AT−X開局10周年記念のオリジナルアニメ「Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-」の第2話(3/2(日)放映)の感想です。

 前半はネタバレなし、後半はネタバレ全開の二段構成で行きたいと思います。



※他のエピソードのあらすじ・感想はこちら

「Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-」あらすじ・感想まとめ

 

第2話 天使は啼かない

 

粗筋(ネタバレ無し)

 1991年、新宿。前埜光輝(まえの・こうき)が麻生祇コンサルティングに勤め始めて一年が過ぎていた。営業に走り回る光輝は島崎有紀という少女と出会い「天使を見つけて欲しい」という奇妙な依頼を受ける。一方、麻生祇 燐(あそうぎ・りん)は稀少な切手「サザーランド切手」の持ち主を探す依頼を受けるが、関係者が次々と死んでいき・・・

感想(ネタバレ無し)

 「謎めいた男装の麗人風キャラの主人公・燐」が「常軌を逸した事件に巻き込まれる」「ハードボイルド探偵物+SF」という路線は相変わらずですが、今回は「バイオレンス+エロス」がさらに強調されていました。やたらと血なまぐさいのは1話目と変りませんが、今回は百合やらレズやらその他とにかく各所にエロスの匂いが漂います。さすが視聴年齢制限有りのアニメです。

<ストーリー>
 キビキビした展開でテンポ良く視聴できます。まずここは合格です。また燐のカッコよさやらアクションやらもツボを押さえています。さらに、燐の不死の秘密は少しだけ明かされましたが、まだまだ謎はたっぷり残されています。という事で、今後に期待しても良いかなとも思うのですが・・・、ですが・・・、今回はちょっと辛い点も有りました。

 1話目とは違い、ストーリー展開がかなり突拍子も無いと言うか、ちょっと「おいおい」と言いたくなる話の流れでした。最後の最後、破綻する直前でかろうじて強引に押さえ込んだ、という印象です。という事で、いささか今後の展開に危うさを感じるものがありますが、しかし、「最後まで手綱を上手くコントロールしてくれること」を信じて、今はついていこうと思います。

<作画>
 相変わらず厳しいです。まあ、OVAレベルではなく月一のTVシリーズと割り切るべきなのでしょう。

<声>
 燐の声の能登麻美子さんはようやく馴染んできました。この人のかすれ声でエロスシーンを展開されると、妙に色気が倍化されます。そこまで狙ったキャスティングだとしたらかなり考えられていますね。あとの人はそれなり、です。

<総括>
 ちょっと危うさを感じつつも、まだまだ期待を持たせてくれます。今のところは十分に次回が楽しみです。


■以下ネタバレです。

 5

 4

 3

 2

 1

 0

粗筋(ネタバレ編)

(重複がありますがご容赦ください)

 1991年、新宿。前埜光輝(まえの・こうき)が麻生祇コンサルティングに勤め始めて一年が過ぎていた。営業に走り回る光輝は島崎有紀という少女と出会い「天使を見つけて欲しい」という奇妙な依頼を受ける。彼女は失踪した兄の行方を天使が知っていると言う。

 一方、麻生祇 燐(あそうぎ・りん)は、有名会社の秘書から稀少な切手「サザーランド切手」の持ち主を探す依頼を受けるが、調査中に死んだはずの殺し屋ローラに襲撃されまたも惨殺された。光輝は燐の再生シーンを偶然目撃し衝撃を受ける。燐とミミはかつて「時じくの実」を体内に取り込んで不老不死、死ねない体となった身だった。

 燐は切手探しの依頼人が惨殺され、しかも外務省の役人だったことを知る。犯人はどうやら「天使」で、連続殺人を行っているらしい。燐と光輝は互いの情報から、有紀の兄が天使だと知る。「時じくの実」を取り入れた女は不死者となるが、男は天使になる。不死者は天使に抱かれたくなり、逆に天使は不死者を殺す。

 有紀の兄は来日するソ連の書記長の暗殺計画に関わっていた。切手は暗殺者への報酬として必要だった。有紀の兄は裏切られ、死の直前天使になり、自分を裏切った者たちを殺して回っていた。燐は天敵である天使に戦いを挑み殺すことが出来た。瀕死の燐の前にエイボスが現れ、謎めいた台詞を残した。

感想(ネタバレ編)

 とりあえず燐の不死の理由と空中を飛び回る泡みたいなもの(=時じくの実)は解説されましたが、残された謎はまだ多いです。そもそも「時じくの実」はどこから来るの? ローラは何のために燐を襲うの? エイポス君(声:石田彰)は何者? まだまだ先は長いです。「10周年記念作品」と銘打つくらいですから、最終回までに謎は全て解き明かして欲しいですよね。「謎を残しておいて視聴者の想像に任せる」タイプはもうウンザリです。

 しかしクライマックスの燐と天使の戦いは、バイオレンス&エロスというコピーがピッタリなのですが、新宿上空で半裸の男と女が殺し合いを演じる、というシチュエーションにはちょっと笑ってしまいました。今後見ていて堪能できるアニメになるのか、設定に苦笑するアニメになるのか、果たしてどちらでしょうか。前者になると信じたいですね。


※他のエピソードのあらすじ・感想はこちら

「Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-」あらすじ・感想まとめ

 
ムネモシュネの娘たち2008 (HJ文庫)