感想:映画「ペイチェック 消された記憶」(2003年)

ペイチェック 消された記憶 [DVD]

 3/16(日)地上波放送した映画。


■あらすじ

 主人公のマイケルはフリーの技術者で、数ヶ月の短期契約で企業に雇われては仕事を行い、最後に機密保持のためその期間の記憶をすっかり消す、という人生を送っていた。ある日友人の社長からの依頼で莫大な報酬と引き換えに3年間の長期契約をこなすが、仕事の後で手に入れたのは100億円の株の代わりに、封筒に入ったガラクタの様な物ばかり。しかもマイケルは何者かに命を狙われることに・・・


■感想

 「空白の3年間にマイケルは一体何を発明してしまったのか」で引っ張るのですが、正体を知ったら苦笑物です。最初の方で「何か凄い兵器」と思わせるように誘導しているのですが、実はアレもんとはねぇ。

 監督はジョン・ウーなので、アクションはお手の物。相変わらず「白い鳩」「銃の突きつけあい」をやってます(ただし二挺拳銃、斜めに倒して撃つ、は無し)。

 キャラの描写は浅いし(ユマ・サーマンは暴れただけじゃん)、話も恐ろしく単純なのですが、まあまあ面白かったかな。少年漫画誌の巻頭を飾るような感じの、アクションてんこもりの愉快映画でした。

★蛇足

 タイトルになっている「ペイチェック」の説明が全く無い・・・、調べてみたら「小切手払いの報酬」の事でした。見ている人、みんな「変なタイトルだなぁ」とか思ってないのかな?