アニメ「ＣＨＡＯＳ；ＨＥＡＤ（カオス；ヘッド）」の感想です。
■公式サイト
http://www.chaoshead.jp/
ＣＳ放送・キッズステーションでの視聴です｡
第１話（新番組） ｂｏｏｔ ｕｐ 起動
■あらすじ
主人公・「西條拓巳」は、家族と離れて一人で暮らし、フィギュアとゲームとアニメ三昧の生活を送り、日々妄想にふける引きこもり寸前の高校生。拓巳が住む渋谷では狂気じみた事件が続出し、世間では一連の事件を「ニュージェネレーションの狂気」（略して「ニュージェネ」）と呼んでいた。拓巳はチャットの最中「将軍」なる人物から殺人現場を写したグロ画像を見せられ、さらに翌日画像そのままの、女子高生が人を殺している瞬間に出くわしてしまう。拓巳は慌てて逃げ出し、全て妄想だと思い込もうとするが、数日後、学校の隣の席にその犯人が着席してくる。
■感想
憂鬱系ホラー。アメリカの暗いタイプの映画に日本のオタク風のノリを振りかけてみた、という感じですね。「ＸＸ、乙」とか「それ、なんてエロゲー？」とか、ネットでよく見るタイプの言葉がバンバン出てきます。まあ今風とは言えましょうか。
主人公はアニメ・ゲーム・フィギュアの重度のオタク、おどおどした態度、自室で脳内のアニメキャラ（？）と会話する、など、日常生活を描写されただけで憂鬱になってくるキャラクターですが、それが殺人事件の目撃をきっかけに「自分が誰かに狙われている」というアメリカンなサスペンス・ホラー映画風な思い込みまで加わるのでたまりません。
今後は、町を歩いても学校に居ても自室でチャットしていても、一々現実だか妄想だかわからないシーンがバンバン描写され、主人公と共に視聴者も何がなんだか解らなくなった末に、最後は突き放したような結末で終る・・・、ような気がします。「混沌頭」だってタイトルで謳っているし。
とりあえずどのくらい狂気じみてくるのか、もう１〜２回くらいは見てやってもいいかな、とは思います。
