感想:アニメ「機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)セカンドシーズン」第8話


 アニメ「機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)セカンドシーズン」の感想です。

■公式サイト
http://www.gundam00.net/

第8話 無垢なる歪み


■あらすじ

 ティエリアは戦場で自分そっくりの男「リジェネ・レジェッタ」と出会い、イオリアの計画の遂行者「イノベーター」の存在、さらに自分もまたイノベーターである事、を知る。王留美からの情報でアロウズ上層部がパーティーに顔を出す事が解り、ティエリアは刹那と共に潜入する。ここでティエリアはイノベータのリーダー、リボンズと出会い、ソレスタルビーイングの壊滅すらイオリアの計画の一部だと知り衝撃を受ける。それでもティエリアソレスタルビーイングとして世界の歪みを討つ事をあらためて決意する。

 逃走する刹那達の前にアリーのアルケーガンダムが立ちふさがる。


■感想

 あ、なんか面白い。いつもこれくらいのレベルで話を作れば良いのに。

 ようやく砂漠云々の話が一段落して本格的に世界がどうこうというストーリーに入りましたが、本来この話が第3話くらいに来るべきだと思う。前ふりが長すぎじゃないかな。

 ようやくソレスタルビーイングが真の敵の姿を認識です。それにしても前のシーズンの感想で『イオリアは実は世界征服を企んでいる』とか適当にブチ上げたら本当だったとは。話の進め方が拙すぎて、ここは驚くところなのか、苦笑しなきゃいけないところなのかもうわかりません。

(それはそうと、それでは前シーズンでスメラギ達が口にしていた「ソレスタルビーイングの真の目的(not 戦争を無くす)」って結局なんだったん?)

 中世っぽい格好でパーティーとか、金持ち出資者に支えられる特殊部隊とか、ガンダムWっぽい感じになってきました。やはり目指すは「Z+W」という世界観か。

 AEUの道化師コーラサワー君華麗に復活です。前シーズンのラストで一応生存は確認されていましたので何故出てこないのか不思議でしたが、ようやく帰ってきましたか。しかしつくづくアロウズには合わないキャラだと思いますけど。新型モビルスーツが毎回登場するのってこっちはZガンダムぽいな。全長40メートルのサイコガンダムもどきが現われる日も遠く無さそう。

 「リジェネ・レジェッタ」・・・、舌噛みそう。そして男か! あの声、てっきり女性だと思っていたのにガッカリだ(ブーイング)。

 ウププ・・・、ギャハハ、ティエリアの女装(ト書き:大爆笑)。もう膝を叩いて笑い転げそうでした。もうティエリアのファンが鼻血吹きそうなサービスですね。男と女だと根本的に骨格が違うといいますし、あんな扇情的な格好なら即バレそうな気がするのですが、野暮な事は言いっこ無しということで。

 ルイスが沙慈の事を口にしたり、一応まともな人間ドラマを描く気は有るみたいですが、今みたいなスローテンポで進めていたら、尺が全く足りないだろうと心配で仕方ないのですが。

 でもまあ、いざとなったら、25話でアリーをぶち殺して、26話で月面に立てこもるイノベーター連中をヴェーダ(別名ミスターブレイン、またはロボット摂政)ごと吹き飛ばせばいいだけなので、逆から考えればいくらでも遊んで良いとも言えますね。世界戦争をしているわけではないので、歴史の影でソレスタルビーイングは密かに世界を救ったとか何とかまとめれば良いのか。