感想:ゲーム雑誌「ゲームジャーナル No.32」『特集:霧の関ヶ原』(発売日2009年9月1日)

ゲームジャーナル32号 霧の関ヶ原

ゲームジャーナル公式サイト
http://www.gamejournal.net/

 特集は「霧の関ヶ原」。


・霧の関ヶ原 関ヶ原合戦は遭遇戦だった!!

 関ヶ原の戦いは「東西両軍が正面から組み合った総力戦ではなく、遭遇戦だった」という解釈で戦いを解説しています。これがGJオリジナルの考えなのかどうかは解りませんが、なかなか興味深かったですね。


・[連載]ウォーゲーム英雄伝説

 第2回:宰相たちの戦い「30 Years War」(DG)

 30年戦争ネタ。当時の国際情勢をフランス宰相リシュリューをメインに解説。こういう歴史記事大好き。税率いきなり4倍ってスゴイ能力だ。


・[連載]シミュレーションゲーム批判序説もどき/柿崎唯

 第9回。「戦国大名」ネタの後編。戦国大名が何故にシミュレーション性が低いのか、を解説。大雑把に言うと「本気でシミュレーションしたら天下統一ゲームにならない」という解りきった結論ですが、「何故ゲームがそういう作りになっているのか」というのがいちいち理由が挙げられていて「腑に落ちる」とはまさにこのことか、と思いました。


・[連載]ASLの戦場

 第8回 ハーフトラック

 ・・・、「ハーフトラック」って、半分「履帯(TRACK)」だからハーフトラック・・・、今の今まで「前半分がトラックだからハーフトラック」だと思ってたよ・・・(落涙)


★次号予告

 次号33号はナポレオニック特集のようで、付録ゲームはアドテクノスの「アウステルリッツの太陽」です。このゲームのことを聞くと、シミュレイターのギャグ満載のリプレイを思い出すなぁ(プラッツェン高地の逆落としじゃー、とか)。