感想:特撮「仮面ライダーW(ダブル)」第49話(最終回)「Eにさよなら/この街に正義の花束を」


 特撮「仮面ライダーW(ダブル)」の感想です。

■公式サイト(テレビ朝日版)
http://www.tv-asahi.co.jp/double/

 地上波・テレビ朝日系での視聴です。

第49話(最終回) Eにさよなら/この街に正義の花束を


■あらすじ

 フィリップが消えてから一年が経った。若菜は、あの事件の後、長い昏睡から目覚めた直後に何処かへ姿を消してしまっていた。

 最近の風都では、若者のチンピラグループが”ミュージアムを継ぐ者”と自称し、ガイアメモリの売買をしていた。翔太郎は仮面ライダージョーカーに変身し、グループのメンバーが変身したドーパントたちを倒すが、変身を解除したところに一味のボス「エナジー・ドーパント」の奇襲攻撃を受けてしまう。しかし、そこに出現したエクストリームメモリが攻撃を防ぎ、さらに中からはフィリップが出現した。1年前、データとなって消えたフィリップは、データの空間で死んだ家族と再会し、園咲家の使命である”人類のために地球を変える”を実行するため、若菜から体を与えられていた。以後、フィリップは1年かけて肉体を再生しながら翔太郎を見守りつづけていたのだった。再び揃った二人は久しぶりにダブルに変身し、エナジー・ドーパントを倒すと、例の決め台詞を決めるのだった(完)。

今回の怪人=エナジー・ドーパント


■感想

 ライダーは一人でも変身可能だった・・・、最終回で明かされた衝撃の事実・・・、えーっ、それだったら「二人揃わないから変身できなくてピンチ!」というシチュエーションはなんだったんだ・・・(注)

 という野暮な突っ込みは置いて、いやー、奇麗に決めましたね。園崎家の面々がフィリップに後の事を託して消えていくシーンは「いやいや、別にあなた達が地球に選ばれたとかなんとかは無いですから」とか感じつつも、ちょっとジンと来たりして。最後が例のカッコつけの台詞で決めるというのもダブルらしかった。

 久々に文句無しに面白い仮面ライダーでした。三条陸氏の起用は大成功でしたね。この人の名前を聞くと「漫画版ドラゴンクエスト」くらいしか思いつかない有様でしたが、新しい代表作が出来たんじゃないでしょうか。話も面白かったし、ガイアメモリのアイデアも秀逸でした。色々な面で満足度が高く、久々に気持ちよく最終回の感想が書けるライダーでした。

(注)2010/08/29 19:00追加。前回のラストで翔太郎は一人用のドライバを入手していたとの指摘がありました。あー、確かに本と一緒にドライバが有ったわ〜、正直意味を認識していませんでした・・・、アハハ、恥ずかしい。