感想:アニメ「アイアンマン」第10話「鋼鉄の意志」


 アニメ「アイアンマン」(全12話)の感想です。

■アイアンマン アニマックスで世界初放送
http://www.animax.co.jp/marvelanime/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。

第10話 『#10:鋼鉄の意志』


■あらすじ

 インセンは日本政府に対し、日米同盟の破棄や自衛隊の解体などの要求を突きつけた。一方、スタークは桜井に救助され、田中博士や七海の協力でアイアンマンスーツを取り返すと、再びインセンとの戦いに向かった。スタークはインセンに、アイアンマンは正義のために戦うという誓いをこめた物であり兵器ではないと言い切る。やがてアイアンマンΣ(シグマ)がインセンのコントロールを離れ、インセンをスターク共々殺そうとしたため、スタークとインセンは共闘するが、インセンは重傷を負う。インセンはゾディアックの陰謀はまだ終らないと言い残して事切れる。


■感想

 アイアンマン対ディオ&シグマ4体とのバトルという、なかなかに燃える展開。スタークとインセンの「アイアンマンは兵器だ!」「正義のために戦うと誓ったから兵器じゃない!」というやり取りや、インセンの最期の言葉(自分の弱さか許せなかったetc)など、原作はアメコミなのに日本アニメの風味全開です。日本のアニメ好きにはすんなり受け入れられる流れですが、アメリカではこのあたりのノリが通じますかね?

 あと、アニメなのにかなり微妙な設定も・・・、「日本は戦争を放棄したのだから、日米の軍事同盟とか、戦力の自衛隊は不要だし、そんなものを認めていた議会も不要だ」とか・・・、うわぁ、場所によってはかなりもめそうなネタを堂々と。前々から語られている「日本人の核アレルギー」とかも含めて、さりげなく微妙な社会問題を扱うアニメですねぇ。