感想:少女漫画誌「ARIA(アリア)2011年6月号」


 発売日:2010年4月28日

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・異域之鬼/由貴香織里

 現代編になってから調子が出てきました。美人で気のいいお姉さんを演じつつ腹の中はドロドロの地獄の大公とか、頭に角が生えていて悩みまくりのチビッ娘とか、悪魔同士のいがみあいとか、もう由貴香織里風味全開!です。


・戦国ブラッド 薔薇の契約/原作:広井王子 漫画:湖住ふじこ

 うっかり見逃していましたが、広井王子が原作の漫画の第二回。当然のようにメチャクチャベタというか漫画オタ・アニオタならどこかで見たような展開の漫画。

 戦国時代、織田信長(美形)が死んでしまったため、双子の妹(!)がその身代わりとなり、悪魔と契約して(!!)乗り切っていこう、てなお話。もうウププとしかいいようがないのですが、確かに広井王子原作といわれたら納得してしまうな。このベタさがなんか気になりますよ。


・摩訶ソサエティミキマキ

 オタクな美人教授と唯一の受講生の織り成すコント。今回はいわゆるループネタ(あるよね、涼宮ハルヒの8回連続話とか、うる星やつらの映画版とか、アレやコレや)。何故オタはああいうループネタが大好きなのかを徹底検証。それはオタが変化が嫌いでずーっと同じでいたいや、という妄想の投影であるとか、ループの期間は夏休みとかそういう時期なので「あー、ちくしょー、おれもあの時間を永遠に過ごしたいや」という気持ちの現われだとか色々。話はコメディなのですが分析はグサグサ心をえぐりますわ。

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