感想:ゲーム雑誌「Game Journal(ゲームジャーナル) No.39」:特集「真珠湾強襲」


 発売日:2011年6月1日(入手は5月28日)

ゲームジャーナル公式サイト
http://www.gamejournal.net/

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□付録ゲーム

真珠湾強襲」(デザイン:ふ〜ら〜中村)

>「真珠湾強襲」は1941年12月の真珠湾攻撃にはじまる、太平洋戦争をキャンペーンレベルで再現した、ボードシミュレーションゲームである。
>驚異的なことは、陸海空の複雑きわまる太平洋戦争の全貌を、統一されたゲームシステムとわずか8ページのルールと32枚のカードによって再現することに成功したこと。

 デザイナーノートによれば、シミュレーション性より抽象度を重視したゲームとの事。以前にデザインした同テーマ作品「大日本帝国の盛衰」とは真反対のアプローチをしたそうです。また、「ビクトリー・イン・ザ・パシフィック」リスペクト作品であるそーです。まあ、マップを見れば一目で解りますけどね。二つ並べたら、どっちがどっちだか見分けがつきません(ウソ)。


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□特集「真珠湾強襲」

 お馴染み松田大秀氏のリプレイ漫画と、あとはゲームのプレイの指針のみ。まあ、このテーマでヒストリカルノート(つまり太平洋戦争全般)をつけるというのもちょっと有り得ないでしょうが、特集として物足りない感は否めないところですね。


□その他

・ゲームの殿堂

 お題は「太平洋戦争戦略級対決」。「大日本帝国の盛衰」とか「パシフィックフリート」とか「連合艦隊」(バンダイ)(ト書き:笑い)とかを取り上げて、色々討論していました。


・緊急企画 自衛隊史上最大の作戦

 3.11東日本大震災ヒストリカルノート。地震発生時の状況や、震災に自衛隊はどう動いたかについて記載。また「ヘリコプターによる原発への放水は意味があったのか?」「自衛隊の投入は、逐次投入というやってはいけないパターンだったか」について分析していました。

 正直ゲーム雑誌でやる企画かとも思いましたが・・・、ただ大昔シミュレイター誌で、ゲームとは全く関係なく「ソビエトの今後」とかを(佐藤大輔先生とかが)分析していたことも思い出しました。


★次回予告

 No.40(2011年9月1日発売)の特集は「日露決戦1905」。付録ゲームは「奉天決戦」と「決戦!日本海海戦」の2in1。テーマに全く興味が無いので、イマイチ気分が盛り上がりませんな。

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 今号は特集記事はイマイチだったなぁ。まあ、テーマ的に仕方ないともいえますけど・・・