アニメ「DOG DAYS -ドッグデイズ-」(全13話)の感想です。
■TVアニメーション「DOG DAYS」公式サイト -ドッグデイズ-
http://www.dogdays.tv/
第13話(最終回) 『EPISODE 13 約束』
■あらすじ
シンクは送還されたら二度と戻ってこれない事をひた隠しにしていたが、周囲の人間は薄々それに感づいていた。元の世界に戻ったシンクは、フロニャルドにいた二週間の事をすっかり思い出せなくなっていた。一方、リコはシンクの送還後も研究を続け、ついに勇者再召喚の方法を発見する。それは、勇者が送還前にフロニャルドの人間に持ち物を預け、さらに帰還を書面で約束していれば、帰還は一時的な物になり、再召喚可能となるというものだった。偶然シンクはこの条件をクリアしており、送還から91日後以降に再召喚可能と判明した。やがて犬のタツマキがシンクの世界に現われて、パラディオンを渡した事でシンクは記憶を取り戻した。シンクは夏休みに再召喚してもらう事を期待してワクワクしていた。終わり。
■感想
とんだ期待外れ作品。第1話で戦争が実はゲームだった、という設定にちょっとオッと思わされたものの、あとは物足りなさの連発。結局シンクは魔法乱発キャラになって「アスレチックゲームの達人」という設定は無意味になったし、各ヒロインたち(ミルヒにエクレにリコ)ともベタ甘関係になることも無く終ったし、思わせぶりなダルキアン卿の設定も浅いまま終ったし、魔物がどうこういう話もたいしたことは無かったし・・・
レオ姫のエピソードを皮切りに、これから人間(?)対魔物の物語が展開するのかと思ったら全然そんな事はなくて、もう拍子抜け。まさかあの「姫様がさらわれた→助けた」のエピソードがクライマックスだったとは見ている当時思いもしなかったぜ。
有名声優大量投入の物量攻勢で「このメンツで、2クールX2シーズンとか通算1年とかの、ガンダムクラスの大作アニメが作れそう」というくらい豪華だったのに、わずか1クールのあのスカスカの展開・・・、資源の無駄遣いにも程がある。
まあ、「すんごい期待してたアニメ」ではなかったのですが、中身の薄さは予想を下回りました。都筑真紀氏を買いかぶりすぎていたよ、ホント。