感想:ドラマ(新番組)「SHERLOCK(シャーロック)」第1話「ピンク色の研究」

SHERLOCK / シャーロック [DVD]

 ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」(全3話)の感想です。
(※以下、今回の話のあらすじに触れていますのでご注意ください)

SHERLOCK(シャーロック)|NHK BSプレミアム 海外ドラマ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock/index.html

 衛星放送のBSプレミアムでの視聴です(20時00分〜21時30分)。


■概要

 2010年にイギリスBBC放送で放送されたドラマ(全3回)。コナン・ドイルの書いたシャーロック・ホームズの物語をアレンジし、21世紀を舞台に作り変えたドラマ。イギリスでは大ヒットし、既に続編作成が決まっているとのこと。


■キャスト
シャーロック・ホームズベネディクト・カンバーバッチ(声:三上哲
ジョン・ワトソン/マーティン・フリーマン(声:森川智之
レストレード警部/ルパート・グレイヴス(声:原康義
ハドソン夫人/ウーナ・スタッブズ(声:谷育子

第1話 ピンク色の研究 (A Study in Pink)


■あらすじ

 軍医のジョン・ワトソンは、アフガニスタンで負傷し、さらに心を病んでイギリスに送還された。金に困っていたワトソンは知人からルームシェアの相手を紹介されるが、その相手こそ「コンサルタント探偵」を自称する変人シャーロック・ホームズだった。おりしも、ロンドンでは何の関係も無い人々が同じ毒を飲んで自殺するという「連続自殺」事件が発生していた。困り果てたレストレード警部は、ホームズに協力を依頼するが・・・

 原作は「緋色の研究」。


■感想

 かなり期待して見たのですが、これがなかなか微妙なドラマでした。確かに90分間全く退屈せずに楽しめたし、ホームズが現場をちょっと調べただけで「〇〇はこれこれ、XXはこれこれ」といきなり喋りだして、他の人間がついてこれないのを見て「頭悪いなぁ、この□□を見ればXXと解るだろう」みたいに推理をとうとうと語るシーンは、いかにもホームズ物らしくてなかなかではありました。

 しかし、お話の終盤、推理によって犯人を捕まえる、のではなくサスペンスノリになってしまい、「うーん、ホームズ物はこうじゃないだろう」という違和感が無きにしも非ず、でした。どっちかと言うとロバート・ダウニー・ジュニアがホームズ役の映画「シャーロック・ホームズ」の方が「ひねったホームズ物」としては楽しめましたね。ホームズとワトソンが共に格闘技の達人で悪党たちを殴ったり締め落としたり、とかなり原作とは違っていましたが、ラストではホームズが推理をとうとうと述べるなど推理物っぽい形でしたからねぇ。

 まあ、まだ明日・明後日と二回ありますから、それらを全て見てから評価を下したいところです。
 
 

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