感想:成年漫画誌「コミックホットミルク2011年12月号」


 発売日:2011年11月2日

コミックホットミルク 公式サイト
http://www.coremagazine.co.jp/hotmilk/

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COVER ILLUST
石恵

[おみくじロワイヤル]篠塚醸二

 カラー8ページ。女子高生3人が恋人ができるというおみくじを引いたら、どれも指示はエロイものばかり。しかし仕方ないので真っ白のスク水やブラジル的水着に着替えたりして、クラスメートの男子にドエロイ事を仕掛けます。

 単純明快エロエロストーリー。よろしいです。


[白いの リベンジ] 松本ドリル研究所

 巻頭カラー。体育倉庫に白線を引くための石灰を取りにいったら「石灰が人間化した」と名乗る男三人組に捕まってしまいました。

 アホだろ。まあこの人特有のボンキュッボンすぎる体形のヒロインがいい様にやられるので、好きな人には良いのかも。私には巻頭カラーをあげるほどの人とも思えないけど…


[少女ロボット]稍日向

 双子の従姉妹(幼女)たちは自分たちがロボットだと思い込んでいます。で、なんだかんだで二人とエッチすることになりました。

 絵は可愛いけどそこ止まりの人。


[秋に吹くゆきにゃっ!]てりてりお

 9月号の続編。男の方が突然一人暮らしを始め、無表情ヒロインの方が理由を知りたくなって家に押しかけるのですが…、

 ほーう、結構エッチ度で健闘している。この人の過去に無かったタイプの作品です。絵も変ったし作風も変ったし、もう一度死んで別人に生まれ変わったくらいの感覚でいいのかもしれません。昔の作風はあれはあれで好きだったのですが、居なくなった人の年を数えても仕方ない…


[アキとシュウと秋の一日]けこちゃ

 修学旅行先の旅館で幼なじみの女の子が仲居さんをしてました。

 絵も可愛いし脱がせた絵もまあまあですが、エロマンガとしての実用度はもう一つ。まあホットミルクの漫画なんて基本的にそんなものか。


[ふわふわれぼりゅーしょん]そりむらようじ

 幼なじみの女の子は背が低いロリっ娘のクセに、乳は爆発ダイマナイト級で、アンバランス体形で回りの男の注目の的。ある日ノーブラで来ていることに気がつき、できるだけ胸を隠すように指示するのですが…

 あれ、ロリ漫画家そりむらようじ氏が、背はロリだけど胸とか年齢はロリで無いヒロインを扱っております。まあそこそこエッチイ。ところでヒロインの舌足らずな喋り方がどこかで見たような気がしたと思っていましたが、あれだ、「ロウきゅーぶ!」のひなただ。髪形も似てるし。


[ときめきスコール]しなま

 幼なじみの女の子は最近胸が大きくなってきた上に、今日はノーブラです。しかもそこに雨が降ってきて雨宿りする羽目に…

 一つ前の漫画とネタが被っていることに気がついた。そこそこ可愛い絵とそこそこ肉感的なヒロインが出てきますが、私は個人的にこの人の漫画は全く使えない…、別に嫌いというわけでも無いのですが…


[寄る辺]逢魔刻壱

 カラー8ページ。喪服の未亡人(義姉)が一人でオナっているところに主人公のメガネ君がやってきて慰めてあげるお話。いつもの逢魔刻壱テイスト。良くも悪くも無い。


[そとの国のヨメ]睦茸

 連載。今回はチビっ娘の方がブラックモードになって、もう一人の爆乳サキュバスに嫉妬してしまうお話。まあそこそこエッチイと申せましょう。


[どうはん!]牧野坂シンイチ

 凄く男性が苦手なヒロインと付き合っていて、初エッチしようとしても全く上手くいきません。そこでヒロインの友人で主人公の幼なじみがエッチ時の「つきそい」として見守る事になって…

 へっ、牧野坂シンイチ漫画なのに真面目だ…、びっくりした。実用度は正直無いですけど。あとオチがなんか釈然としないと言うか、ふつうあそこで帰さないよね。


[イイタさんペイロード]玄鉄絢

 さっぱり笑い所の解らない連載でしたが、今回の展開はちと笑った。

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 相変わらず「快楽天の一つ上」的ポジションで、絵は良いけど、実用性は低空飛行…、コアマガジンの位置付けが昔と同じく「ライトなエッチ漫画誌」という事なのだろうか。


 次回はメガストア本誌から「モチ」と「黒越陽」の二人を引っ張ってくる模様…、あーあ、またホットミルクで毒にも薬にもならないような曖昧な漫画を描くことになるのか…、モチ氏にはドドドエロイロリータ漫画をメガストアでまた描いて欲しいと思っているのに。