感想:漫画誌「コミックヴァルキリー2012年1月号 (Vol.35)」


 発売日:2011年11月28日(奇数月27日発売)

■公式サイト
http://www.comic-valkyrie.com/

 今年5月売りの7月号で高らかに月刊化を宣言したのに、力尽きてもう隔月刊行に戻ってしまいました…、もうちょっと計画性を持ってもらいたい。

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フリージング
原作:林達永 作画:金光鉉

 あいも変わらず、パンドラたちがアラスカで身内同士で殺しあっているうちに、もっと凄い事が起きてしまいました。

 この漫画は、時間が経つにつれ雑誌一冊に載っている数が増えていきます。今号はなんと5話掲載…、その内この漫画だけで雑誌が埋め尽くされるのではないかと思えてきました。が、80回も連載している割に、最初から殆ど話が進んでいないというのも凄い。いつまで経っても女の子たちが身内同士で殴り合っているだけ。この漫画は一体何処に着地するのだろう…


アンバランス×2
原作:林達永 作画:李秀顯

 エリナ先生に恋のライバルがiPadで話し掛けてきました。

 最終回。「男子高校生と担任の女教師の恋愛」というキャッチーなネタでしたが、10冊かけたにも関わらず、なんかオチもイマイチでした。やはり韓国と日本では微妙にラブコメの感覚が違うのかもしれない。たんに作者がラブコメのセンスが無いだけかもしれませんが…


夢幻戦士ヴァリス
原作:日本テレネット 作画:ZOL

 次回ようやく最終回。何年連載していたんだ…


こいもく
原作:林達永 作画:李海源

 相変わらず漫画業界の暗部をさらけ出すようなブラックな連載。「先生様はもうペン入れもしなくて良いですよ」とか「漫画家の個性なんかどーでも良いわ、商品なんだし売れれば良いよ」みたいな台詞がバンバン出てくる。裏バクマン。と呼ぶべきかも。

 ところで基本的にこれ韓国の漫画で固有名詞(人名・地名など)を日本向けに置き換えているだけかと思っていますが、握り寿司食べているシーンが有るのに驚いた。韓国でも寿司食べるの?


フリージング ファーストクロニクル
原作:林達永 作画:尹載皓

 糸目のシフォン先輩が主役の外伝漫画。フリージング本編より絵は丸っこくて可愛いのに、内容は真っ暗なのでもう読んでいて辛い。


しすばれ -Sister bullet-
漫画:松崎豊

 今月はイマ3くらい。多分コミックハイ!の連載とダブって忙しかったのでしょう。


Ziggurat
漫画:MISS BLACK

 相変わらず映画「グリード」みたいな「客船が触手怪獣に襲われる」話が延々続いております。まあブラックハートが出てきたからそれで良いや。

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 林達永先生の身に何か有ったらこの雑誌刊行不可能になるな…