感想:ウォーゲーム雑誌「コマンドマガジン Vol.102」(2012年1-2月号)『特集:日独本土決戦』


 発売日2011年12月20日(12月17日入手)

シミュレーションゲーム (ウォーゲーム) 専門誌 コマンドマガジンWEBサイト
http://commandmagazine.jp/

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□付録ゲーム

Battle for Germany
Race to Tokyo: Battle for Japan,1946

>対戦相手の側の敵戦線を互いに受け持つ独特のシステムで驚きを持って迎えられたSPIの『Battle for Germany』。80年代にタクテクス誌の付録となったことで日本でも人気を博した本作の、Decision Gamesから発売されたセカンドエディションが、コンポーネントも新たに日本版で復活。

>そして、そのシステムを用いた東の末期戦ゲームとして、新たに登場するのが『Race to Tokyo』です。太平洋戦争末期、本土決戦に備える日本に対し、米軍が計画したダウンフォール作戦。その最終プランである関東侵攻──コロネット作戦の可能性をシミュレートする仮想戦ゲームです。

 興味ゼロ。

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□特集:日独本土決戦

 特に興味無し。ところで集団自決強制ルールで有名な(?)「サムライ・サンセット」ですが、このルールの存在がうるさいところに知られたらうるさい事になるんじゃないですかね。「日本軍が住民に集団自決を強制? 訂正しろ!」とかなんとかねじ込まれたりしちゃったりなんかしちゃったりなんかしちゃったりして。


>●奇跡なき戦場へ 1945年のドイツ国防軍 (大木 毅)

 1944年以降くらいのドイツ軍がいかに酷い有様だったか、の歴史読み物。


>■ゲームレビュー
>●たまには一人で独ソ戦 (山内克介)

 「独ソ戦 ソリティア RUSSIAN FRONT 1941-45」(http://a-gameshop.com/SHOP/wws003.html)の紹介記事。2ページにわたりみっちり。


>●戦国時代の1人プレイ専用ボードゲーム (澤村 勇)

 サイフォンの「信玄上洛」紹介。


>■連載&不定期連載
>●野獣げぇまぁ拡大版 (徳岡正肇)

 国際通信社が「独ソ戦ソリティア」を出したまさにそのタイミングで、「ウォーゲームのソリティア物ってどうよ?」と冷水をぶっ掛けるような内容。

・わざわざソリティアゲームを作らなくてもPCゲームで同じテーマのものが有るはずだ
・対戦相手をネットで探してもいい
・とにかくソリティアってどうなんだ
ソーシャルゲームが大流行しているのは「遊ぶ人」のことを考えているから
・ウォーゲームはプレイヤーの事を考えていないものも一杯有った
ソリティア用ゲームも遊ぶ人のことを考えて進化する余地がある云々

 拡大版はa-gameかわら版の方と比べて長いが故に、どうも量を持て余している感じで、今回の内容はなんかあっちこっちに話が飛んでどうも読み辛かったなぁ。まあとりあえずソリティアをDISって終わりではなく一応エールを送っている模様です。多分。


>●空想科学盤上遊戯の世界 (いしだ たかし)

 バンダイの「モスラゴジラ」、SPIの「怪獣征服」(シーボイガン市を食った怪物)の二大怪獣ゲーム紹介。前者はシミュレイター誌に載っていた怪獣島バトルロイヤルのリプレイが死ぬほど面白かったことを覚えています(まあその代わりこの頃はウォーゲーム雑誌としては最低の時期だったとも言えますが)。後者は国際通信社版はやはりなんかイマイチだったなぁ、と。

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