【ウォーゲーム/TRPG】国産ウォーゲーム&TRPGの不完全発売リスト、および傾向分析(1982〜1992)

 最近懐古づいているため、突発的にタクテクスを取り出して、新作ゲーム発売リストの中から国産メーカーのゲームのいくつかを抽出して「ああ、そんな時代だったなぁ」と懐かしんでみました。年はタクテクス掲載の号数ですから、実際の発売時期とは食い違っているかもしれませんが、およその傾向は解ると思います。

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■1982年

1982/07 史上最大の作戦 エポック WWG6
1982/09 ドイツ戦車軍団 エポック WWG7


1982/07 スターウォーズスターウォーズ) ツクダホビー
1982/09 戦闘メカザブングル(戦闘メカザブングル) ツクダホビー
1982/11 ホワイトベース機動戦士ガンダム) ツクダホビー


[コメント]
 業界黎明期。ツクダはこの頃からザブングルとか「旬」のアニメ番組を素早くゲーム化していたのでした。まあ土曜日夕方にザブングルで盛り上がった後、日曜にゲーム店に行ったらザブングルのゲームが有りました、となれば手も伸びようというものです。


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■1983年

1983/05 太平洋艦隊 HJ


1983/05 スターリングラード エポック WWG9
1983/09 装甲擲弾兵 エポック WWG10


1983/07 航空母艦 ツクダホビー
1983/11 パンサー(タンクコンバットシリーズ2) ツクダホビー
1983/09 オーラバトラー聖戦士ダンバイン) ツクダホビー
1983/07 ドッグファイト超時空要塞マクロス) ツクダホビー
1983/09 シティファイト(超時空要塞マクロス) ツクダホビー
1983/07 クラッシャー・ジョウ マーフィーパイレーツ ツクダホビー
1983/07 クラッシャー・ジョウ ロールプレイングゲーム ツクダホビー
1983/09 カーンの逆襲(スタートレック) ツクダホビー
1983/11 エンドア(スターウォーズ) ツクダホビー


[コメント]
 ツクダホビーの勢いが止まらない(この他にお堅いゲームも量産していたはず)。それにしてもタクテクスバンダイとタカラと朝日出版社のゲームは全然取り上げていない・・・


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1984
1984/09 アップフロント HJ
1984/09 熱闘12球団ペナントレース
1984/09 SF3D HJ
1984/11 トラベラー TRPG HJ/GDW


1984/01 戦国大名 エポック WWG11
1984/03 マレー電撃戦シンガポール攻略戦 エポック
1984/05 朝鮮戦争 エポック WWG13
1984/11 東部戦線 エポック WWG14
1984/09 孫子 エポック WWG15


1984/03 パットン(タンクコンバットシリーズ3) ツクダホビー
1984/09 九七式中戦車(タンクコンバットシリーズ4) ツクダホビー
1984/11 ミッドウェイ海戦 ツクダホビー
1984/03 ウイング・キャリバー(聖戦士ダンバイン) ツクダホビー
1984/11 ヘビーメタル重戦機エルガイム) ツクダホビー
1984/01 スペースフォールド&マクロスライフ(超時空要塞マクロス) ツクダホビー
1984/03 オーガロイド(超時空世紀オーガス) ツクダホビー
1984/05 ファクトリー(超時空世紀オーガス) ツクダホビー
1984/05 風の谷のナウシカ風の谷のナウシカ) ツクダホビー
1984/11 スパイダーマン ツクダホビー


1984/11 親衛隊 バンダイ


[コメント]
 タクテクスで(戦争と関係ないので)やたら記事が目立った「熱闘12球団ペナントレース」はこの年発売。そして伝説のTRPG「トラベラー」もついに発売。

 エポックは、「戦国大名」とか一通りのテーマを発売し終えて、この頃からは「孫子」とかマニアックな方向に踏み出しつつ有ったようです。


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■1985年

1985/09 熱闘12球団ペナントレース 85年度版 HJ
1985/11 アンブッシュ HJ/VG


1985/03 パワーベースボール エポック


1985/03 マチルダ(タンクコンバットシリーズ5) ツクダホビー
1985/05 珊瑚海海戦 ツクダホビー
1985/09 南太平洋海戦(タスクフォースシリーズ3) ツクダホビー
1985/03 大航海時代 ツクダホビー
1985/01 司政管(司政管) ツクダホビー
1985/01 巨神ゴーグ巨神ゴーグ) ツクダホビー
1985/03 ラストファイト(機動戦士ガンダム) ツクダホビー
1985/12 ティターンズ機動戦士Zガンダム) ツクダホビー
1985/12 グリーンノア(機動戦士Zガンダム) ツクダホビー
1985/03 バイストンウェル聖戦士ダンバイン) ツクダホビー
1985/07 エルガイム MARK-2(重戦機エルガイム) ツクダホビー
1985/07 VF-1 バルキリー超時空要塞マクロス) ツクダホビー
1985/09 メガゾーン23(メガゾーン23) ツクダホビー
1985/07 北斗の拳 対決牙一族北斗の拳) ツクダホビー
1985/07 うる星やつら 友引町買い食いウォーズ(うる星やつら) ツクダホビー
1985/01 スタークエスト(TRPG)  ツクダホビー
1985/01 ローズ・トゥ・ロード(TRPG) ツクダホビー
1985/05 グイン・サーガ(TRPG) ツクダホビー


1985/09 ナポレオン モスクワへ アドテクノス
1985/11 戦国合戦絵巻 アドテクノス
1985/12 ドイツ装甲師団長 アドテクノス
1985/12 レッドサン・ブラッククロス アドテクノス


1985/01 スペースコブラ バンダイ
1985/01 ゴジラ バンダイ
1985/01 新撰組 バンダイ



1985/09 D&D TRPG 新和


[コメント]
 この年の秋頃にタクテクスが月刊化し、業界は大爆発という雰囲気。多分この年にバンダイは撤退したはずですが、代わりに(?)アドテクノスが参入し濃いゲームを連発。ツクダホビーは相変らず恐ろしいくらいにノリノリ。エポックはウォーゲーム以外にも手を出し始めたようです。


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■1986年

1986/01 SF 3D オリジナルII HJ
1986/05 86年度版 熱闘12球団ペナントレース HJ
1986/05 ジェームズ・ボンド 007 TRPG HJ/VG
1986/06 クトゥルフの呼び声 TRPG HJ/ケイオシアム


1986/11 三国志演義 エポック
1986/11 失われた勝利 エポック


1986/09 信玄上洛 風の巻 ツクダホビー
1986/01 グランアタック(聖戦士ダンバイン) ツクダホビー
1986/02 スヴェート(重戦機エルガイム) ツクダホビー
1986/03 エウーゴ機動戦士Zガンダム) ツクダホビー
1986/05 サイン・オブ・Z(機動戦士Zガンダム) ツクダホビー
1986/06 ゲート・オブ・ゼダン(機動戦士Zガンダム) ツクダホビー
1986/11 サイド・ワン(機動戦士ガンダムZZ) ツクダホビー
1986/05 レッドショルダー(装甲騎兵ボトムズ) ツクダホビー
1986/10 シビルウォー クメン内乱(装甲騎兵ボトムズ) ツクダホビー
1986/08 パンツァーブレード(機甲界ガリアン) ツクダホビー
1986/09 SPT(蒼き流星SPTレイズナー) ツクダホビー
1986/12 V-MAX(蒼き流星SPTレイズナー) ツクダホビー
1986/08 アリオンアリオン) ツクダホビー
1986/03 うる星やつら 恋は移り気(うる星やつら) ツクダホビー
1986/11 うる星やつら スクランブル ラムを奪回せよ(うる星やつら) ツクダホビー
1986/12 北斗の拳北斗の拳) ツクダホビー
1986/11 天空の城ラピュタ天空の城ラピュタ) ツクダホビー
1986/12 ティティス城砦(天空の城ラピュタ) ツクダホビー


1986/03 ナポレオン帝国の崩壊 アドテクノス
1986/06 はしれ!パットン アドテクノス
1986/09 幻の八八艦隊 アドテクノス
1986/09 アレキサンダーズ・トライアンフ アドテクノス
1986/09 北海道共和国 アドテクノス
1986/10 リターン・トゥ・ヨーロッパ アドテクノス


[コメント]
 絶頂期という感じですね。発売点数も多いし、ウォーゲームとTRPGが良い感じで共存していたように思います。タクテクスも月刊化以降さばけた内容になり、不評も有ったようですが私はあの雰囲気が好きでした。

 エポックはシミュレイター誌のコンテストで受賞した2作品を発売。ツクダホビーは「少し落ち着け」と言いたくなる様な勢い。アドテクノスは相変らずの品揃えです。

 この頃が一番良かった・・・


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■1987年

1987/05 87年度版 熱闘12球団ペナントレース HJ
1987/05 カーウォーズ HJ/SJ
1987/05 トラックストップ(カーウォーズ)  HJ/SJ
1987/05 アンクル・アルバートカーウォーズ)  HJ/SJ
1987/06 フォリナー TRPG HJ


1987/06 大空のサムライ エポック


1987/07 関東制圧(戦国群雄伝) ツクダホビー
1987/12 独眼竜政宗戦国群雄伝) ツクダホビー
1987/02 ダカール機動戦士ガンダムZZ) ツクダホビー
1987/05 コア3(機動戦士ガンダムZZ) ツクダホビー
1987/12 ガンダムヒストリー(機動戦士ガンダム) ツクダホビー
1987/07 Dウエポン(機甲戦記ドラグナー) ツクダホビー
1987/07 メタルアーマー(機甲戦記ドラグナー) ツクダホビー
1987/02 世紀末覇者北斗の拳) ツクダホビー
1987/04 めぞん一刻 恋のルーレット(めぞん一刻) ツクダホビー
1987/06 一刻館の昼と夜(めぞん一刻) ツクダホビー
1987/10 ルパン3世 TRPG ツクダホビー


1987/02 海上護衛戦 アドテクノス
1987/02 ニイタカヤマノボレ アドテクノス


[コメント]
 運命の「タクテクスがウォーゲームとTRPGに完全分割された」年。分割まではタクテクス史上頂点とも言える面白さでしたが、分割後はウォーゲーム担当号の内容がとにかくつまらなくて、おかげでこの年の後半はウォーゲーム業界に秋風が吹き始めたような感じがしました。しかしこの年には翌年以降の業界の惨状は予想できなかったですね。

 ツクダホビーの狂乱といっても良いほどだった発売点数が明らかに減ってきています。ツクダホビーも売上げが翳ってきていたのでしょうか?

 HJからは自動車バトルゲーム「カーウォーズ」が発売。おりからの「ナイトライダー」ブームに乗って瞬間的には盛り上がったのですが、一年くらい経ったらもうすっかり沈静化していたような気がする・・・


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■1988年

1988/02 英雄三国志 HJ
1988/04 上海トレーダーズ HJ/パンサーゲームズ
1988/06 スパイズ! HJ/TSR/SPI
1988/12 パックス・ブリタニカ HJ/VG
1988/04 熱闘12球団ペナントレース HJ
1988/03 クラッシュ・シティ(カーウォーズ) HJ/SJ
1988/03 アルマジロ・アリーナ(カーウォーズ) HJ/SJ
1988/04 オーガ HJ/SJ
1988/10 ドラゴンパス HJ/AH
1988/09 ストームブリンガー TRPG HJ/ケイオシアム
1988/09 ルーンクエスト TRPG HJ/AH


1988/02 武田騎馬軍団 エポック
1988/09 騎士十字章 エポック
1988/10 銀河帝国の興亡 エポック
1988/06 神々の戦い エポック


1988/06 信長風雲録(戦国群雄伝) ツクダホビー
1988/11 秀吉軍記(戦国群雄伝) ツクダホビー
1988/05 ワープス 逆襲のシャア機動戦士ガンダム 逆襲のシャア) TRPG ツクダホビー
1988/09 ワープス・オリジナル・セット TRPG ツクダホビー


1988/07 ナイトメアハンター TRPG 翔企画


1988/03 T&T TRPG 社会思想社/フライングバッファロー


[コメント]
 TRPGの新作が次々と発売され始め、マニアックなゲーマー以外にもTRPGが普及し始めた時期です。その一方でウォーゲームは衰退が明確になりました。

 あれほど元気だったツクダホビーは、何が有ったのかと思うくらいアニメ系ウォーゲームがばっさり出なくなりました。まあドラグナーの後に適当なリアル系ロボットアニメが無かった事も理由になりましょうが、それにしてもこれはひどすぎ。エポックも純粋ウォーゲームは減り、ウォーゲーム業界は夕暮れへと突き進んでいたのがはっきりわかります。

 一方、一見元気に見えるHJですが、既にTRPG推しに舵を切っており、ボードゲーム方面でもウォーゲームを斬り捨て、マルチゲームを推しはじめました。多分「TRPGのセッションの前後の空いた時間に遊んでね」という意味だったと解釈していますが、TRPGプレイヤーにはパックス・ブリタニカとかは無理で、翌1989年のカードゲームブームへとシフトする事になり、マルチゲームバブルはこの年で終了。

 また、ルーンクエスト関連ゲーム的扱いで「ドラゴンパス」を発売しています。キャラクターの立ったウォーゲームという異色作で、このゲームが後にコンピューターゲームでよく見るようになった「シミュレーションRPG」の遠い先祖の様な気がしています。


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■1989年

1989/08 帝国の興亡(エンパイアス・オブ・ザ・ミドルエイジス) HJ/SPI
1989/07 ワースブレイド TRPG HJ


1989/08 戦国大名エキスパンション・キット エポック
1989/03 ルール・ザ・ワールド TRPG エポック


1989/02 九州三国志戦国群雄伝) ツクダホビー
1989/02 西国の雄(戦国群雄伝) ツクダホビー
1989/12 戦国の一番長い日(戦国群雄伝) ツクダホビー
1989/10 アクシズ U.C.0078(機動戦士ガンダム) ツクダホビー
1989/09 アスターテ・アムリッツァ会戦(銀河英雄伝説) ツクダホビー
1989/09 トーキョーシティ1989(ワープス) TRPG ツクダホビー


1989/02 ロンメルアフリカ軍団(SSシリーズ) 翔企画
1989/02 信玄VS謙信(SSシリーズ) 翔企画
1989/02 モスクワ電激戦(SSシリーズ) 翔企画
1989/02 北海道侵攻(SSシリーズ) 翔企画
1989/03 ルール・ザ・ワールド エポック
1989/04 D-DAY(SSシリーズ) 翔企画
1989/04 ワールド・ウォー3(SSシリーズ) 翔企画
1989/06 ワーテルロー(SSシリーズ) 翔企画
1989/06 ペトナム戦争(SSシリーズ) 翔企画
1989/08 決戦ガダルカナル(SSシリーズ) 翔企画
1989/08 皇帝ナポレオン(SSシリーズ) 翔企画
1989/12 ヒトラー帝国の興亡(SSシリーズ) 翔企画
1989/12 信長の賭け(SSシリーズ) 翔企画
1989/04 モンスターメーカー 翔企画


1989/07 ソードワールドRPG TRPG 富士見書房


[コメント]
 TRPG業界が「ソードワールド」などでワイワイと盛り上がる一方で、ウォーゲーム業界のパワーは急降下。エポックはもう業界からほぼ手を引いたような雰囲気。ツクダホビーも意地だけで戦国群雄伝を出しているような感じで、息も絶え絶えというところ。

 そんな中、シミュレイターの発行元の翔企画が、業界に活力を注入するべく立ち上がったのでした。1500円と安価なSSシリーズを次々とリリースし、新規加入者を増やそうとしますが、結果的には成功せず。まあ、このシリーズは途中からは新人向けというより「デザイナーの技巧自慢大会」「限られたリソースの中でどれだけオリジナリティを出せるか自慢」みたいな感じになってしまっていましたからねぇ。明らかに当初の目的を見失っていました。「ドイツ戦車軍団」「日本機動部隊」の様なモノを出すべきでしたのに・・・

 あとカードゲーム「モンスターメーカー」がひっそり発売。デザインはミルボーンをファンタジー世界に置き換えただけでしたが、九月姫氏の絵の可愛さで大ヒットを飛ばします。これが後に続編だのMM学園だの小説だのコンピューターゲームだのTCGなどに大展開されるとは誰が予想したでありましょうか。


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■1990年

1990/03 90 熱闘12球団ペナントレース HJ
1990/02 太平洋戦争(ウォー・イン・ザ・パシフィック) HJ/SPI


1990/02 魔法帝国の興亡 エポック


1990/12 謙信上洛 ツクダホビー <季刊No.2>
1990/01 サイクロプスアタック(機動戦士ガンダム) ツクダホビー
1990/01 ビヨンド・ローズ・トゥ・ロード TRPG ツクダホビー


1990/03 オールスターベースボール 翔企画
1990/03 シーレーン防衛(SSシリーズ) 翔企画
1990/09 五虎三国志(SSシリーズ) 翔企画 <季刊No.1>
1990/09 明治維新(SSシリーズ) 翔企画 <季刊No.1>
1990/12 バルジの戦い(SSシリーズ) 翔企画 <季刊No.2>


[コメント]
 春に月刊ベースのタクテクスが休刊。TRPGがこの世の春を謳歌する一方で、ウォーゲーム業界はすっかり夕闇に包まれ絶望的な空気に。夏に再創刊した季刊タクテクスのつまらなさ・読みがいの無さは目の前が暗くなりそうでした。この頃は唯一の救いのシミュレイター誌にすがり付いていました。

 HJがこの時期に超大作「ウォー・イン・ザ・パシフィック」を出した理由が未だに解らない・・・、そもそも何個売れたのだろう?


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■1991年

1991/06 ザ・ビッグ野球 HJ <季刊No.4>


1991/06 三国志演義II エポック <季刊No.4>


1991/09 イゼルローン要塞銀河英雄伝説ツクダホビー <季刊No.5>


1991/03 太平記 血戦楠正成(SSシリーズ) 翔企画 <季刊No.3>
1991/06 ハリコフ大戦車戦(SSシリーズ) 翔企画 <季刊No.4>
1991/06 WW2 翔企画 <季刊No.4>


[コメント]
 先の見えない真っ暗な中で翔企画(シミュレイターとSSシリーズ)が唯一の明かりという雰囲気。そして「もうそろそろこの趣味は維持できなくなるのだろうなぁ・・・」という諦めの境地にたどり着いていました。

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■1992年(春頃まで)

1992/04 ラグナロック作戦(銀河英雄伝説ツクダホビー <季刊No.7>


1992/01 砂漠の嵐作戦 天下布武 <季刊No.6>


[コメント]
 ツクダホビーが恐ろしい粘り腰でこの年までウォーゲームを出し続けていた事に驚嘆します(もしかするとまだこの後に何か出したかもしれませんが、雑誌が無くなったので不明)。しかしまあ、この年で季刊タクテクスとシミュレイターは共に休刊し、ボードウォーゲーム業界は一旦壊滅します。その一方でTRPGは隆盛を極めていくのであった・・・

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 大雑把な分析の結果、ウォーゲーム業界は、1985・1986年が絶頂で、以後坂道を転がり始めたという事がほぼ確認できました。

 そしてウォーゲームを追い落としたTRPGが、1995年頃にトレーディングカードゲームに同じ目に会わされたというのは「歴史は繰り返す」という事なのでしょうか……