『初心者向けSLG専門誌』を謳う同人誌の紹介・感想です。
■さいたまゲームサークル
http://www4.atword.jp/saitamagame/
本号から表紙がカラーになり紙の質もゴージャスになりました。表紙絵は軍艦を背景にした可愛いアニメ絵女の子です。お堅いゲーマーはどう思うかはわかりませんが、私は実にOKだと思います。
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□付録ゲーム
日露日本海の戦い(War at JapanSea)
>日露戦争が開戦。この時より旅順を根拠地をするロシア海軍と日本海軍の戦いは始まっていた。
>本作は、日露戦争を通して海軍から見た日露戦争を体験する「戦略級シミュレーションゲーム」です。>【ゲームデザイン】天津老師
>【ゲーム時間】1〜2時間
>【プレイ人数】2人
マップは日本全体と大陸が少々。一見ヘクスもエリアの線引きも無くただの地図に見えますが、実際は太平洋・日本海・黄海とエリア分けされていて、そこに艦を配置して、という感じでプレイする様です。
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□特集:日露戦争〜日本存亡の戦い
巻頭は付録ゲームのリプレイで、続いて戦史、指揮官たちの略歴、日露戦争ゲーム紹介、などが続きます。テーマそのものにあまり興味は有りませんが、内容は結構濃く、付録ゲームの背景を理解する上で大いに役立ちます。
□その他
・珪石器時代の彼方へ 〜黒船来襲〜海外PCゲームの襲来(KOSE)
1990年代以降に日本で発売されたPCウォーゲーム(陸海空戦)の紹介。あのシミュレイターの連載の続編が今この時代に読める、この幸せをどう噛み締めればよいのでしょうか。ウウウ(落涙)
・趣味のゲームデザイン 第5回 ターンと時間
天津老師氏のゲームデザイン論的な連載。この手のデザイナーの頭の中をのぞく読み物は興味深いです。
その他に
・ゲームレビュー 信玄上洛(サイフォン)
・歴史の散歩道 悲劇のフィンランド史
・歴史を支えた兵器たち 第5回 フェアリー・ソードフィッシュ
・世界のユニット列伝 第5回 日露戦争の海軍
・アニメの中の戦争 第5回
・誰得!?作戦研究 第3回 ばるば☆ろっさ(第2回)
・同人世界のシミュレーションゲーム
などなど。硬軟取り混ぜた内容で楽しいです。イマイチ落ちていない4コマ漫画もイイ。
□次回予告
No.6(2012年5月発売予定、早っ!)は「独ソ対決 東部戦線1941-43」。超定番の独ソ戦物来ました。
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付録ゲーム・ゲーム紹介・兵器ネタ・歴史読み物、さらには定番(?)の「アニメ絵美少女&兵器イラスト」まで満載で、それでいて800円とは、これはお買い得としか言いようが無いでしょう(これは2000円くらい取らないと商売にならないのではないかと心配に・・・)。