【数学】感想:NHK番組「頭がしびれるテレビ」第6話「あなたを守る暗号の秘密」(2012年5月13日深夜)

現代暗号入門 いかにして秘密は守られるのか (ブルーバックス)

 NHK総合で毎週日曜日深夜0:40-1:10に放送。

■頭がしびれるテレビ|NHK
http://www.nhk.or.jp/program/shibireru/

ギリシア語で"数学の"という意味の小さなギャラリー"(マティマティコン)"がこの番組の舞台。無類の数学マニアのオーナーを頼って、毎回、相談が持ち込まれる・・・・ 数学の不思議さ、美しさを知らずに人生を過ごすなんてもったいない! この番組を見れば、あなたも数学の世界をもっと知りたくなること間違いなし。頭がしびれるような知的刺激をお届けします!


ギャラリーオーナー・タニハラ(谷原章介) アートディーラー・ユミコ(釈由美子

 

第6話 あなたを守る暗号の秘密

内容

誰もが気軽にネットショッピングを楽しむ時代。それを支えている技術が、暗号である。個人情報を入力し、クレジットカードの番号を送信するが、本当に情報が盗まれる心配はないのか。相談に訪れたのは、歌手・鈴木雅之さん。ネットショッピングをしたい気持ちはあるが、どうも怖くて踏み切れない。谷原章介オーナーが、私たちを守る暗号の仕組みを解き明かす。現代の暗号を支えているのは、魔性の数とも言われる素数だった!

 
・シャノンの暗号モデル
メアリー・スチュアートの暗号
・ドイツ軍の暗号作成機エニグマ/イギリスの暗号解読機チューリング・ボンベ

RSA暗号公開鍵暗号
 電話帳では名前から電話番号を求めるのは簡単、しかし電話番号から名前を求めるのは困難。この原理を使う。
 全ての数は素数の掛け算で表せる。ここがポイント。97X103=9991を求めるのは簡単だが、9991=97X103を求めるのは時間がかかる。
 例えば店が69203X40867=2828119001という公開鍵を作る。利用者はその公開鍵を取得し、情報を公開鍵で暗号化して店に送る。店は公開鍵を作る時の二つの数を知っているので簡単に解読できる。部外者は公開鍵を入手しても、それを素因数分解しなければ暗号は解読できない。そして素因数分解は恐ろしく時間がかかるので事実上ムリ

素数を探し出す公式は未だ見つかっていない

感想

 暗号は数学に関係がある、有るけど微妙に求める数学ネタとは違うような気が…、まあ面白かったからいいかぁ。

 そしてこの番組、5月一杯でおしまい? あと2回? 1クールはやって欲しかったのにぃ。
 
インターネット暗号化技術―PKI、RSA、SSL、S/MIME、etc.