アニメ「ソードアート・オンライン」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
CS放送・AT-Xでの視聴です。
■概要
同名ライトノベル(原作:川原礫/電撃文庫)のアニメ化作品。ジャンルはファンタジー系のオンラインRPGもの。
■キャスト
キリト:松岡禎丞
アスナ:戸松遥
リーファ:竹達彩奈
ユイ:伊藤かな恵
シリカ:日高里菜
リズベット:高垣彩陽
クライン:平田広明
エギル:安元洋貴
サチ:早見沙織
茅場晶彦:山寺宏一
第1話 剣の世界
■あらすじ
2022年。バーチャルオンラインRPG「ソードアート・オンライン(SOA)」が発売され、初期ロット1万本を手に入れたプレイヤーたちは早速ゲームを開始した。プレイヤーの一人「キリト」はベータ版からどハマリしており、初プレイの初心者「クライン」にコツを指導する。しかしキリトたちはゲームから抜けるための「ログアウト」メニューが無い事に気がつき困惑する。さらに突然全プレイヤーが一箇所に集められ、ゲームの製作者「茅場晶彦」から、ログアウトできないのはバグではなく仕様だと伝えられる。このゲームから抜ける方法は、100階ある塔の最上階にいるラスボスを倒しゲームをクリアする事のみ。ゲーム中にキャラクターのHPがゼロになれば現実世界でも死ぬし、またゲームにアクセスするためのヘルメット「ナーブギア」を外そうと試みれば、それを検知して機械が脳を高周波で焼くためやはり死ぬ。既に現実世界ではナーブギアを外そうとして200人以上が死んでいるという。茅場の目的はこの世界を作ることであり、それは達成されたと宣言して消えてしまった。
ゲーム中のキャラクターは現実の姿を反映するものに変った。ゲームを熟知するキリトは、効率よく経験値稼ぎをするためには人の多いスタート地点から離れたほうがよいと考え、近くの村に移動しようと考える。しかしクラインはゲーム仲間を見捨てられずその場に残る。
■感想
原作小説は未読。コミック版も未読。
アクセル・ワールドの作者の別作品と言う事で、まあある程度の質は期待できると思っていましたが、なるほど「ある程度の質」は有りました。作画とかシナリオの組み立てとか粗を感じることも無く、まずまずの出来というところ。
問題は有りませんが…、「アクセル・ワールド」同様に「オンラインゲームに命をかけるぜ! 負けたら死ぬぜ!」みたいな世界観は相変らずノレませんねぇ。まあその手のゲームをガシガシやりこんでいる若い人たちは「ク〜ッ、ゲーム世界に入り込んで命がけで戦う? 燃えるっ!」てな気分に浸れるのかもしれませんが、こちとらもうそんなに若くないし。
という事で、ちょっと醒めた視点で見つづけることになるのかな。美少女キャラがでてきて萌え萌え展開になったら考えが変るかもしれませんが、主人公がスカしたキャラっぽいのは気になるな…
★蛇足
よく考えたらゲームオタ一万人を殺すためだけにハードを開発してゲームを作って、等、手間隙かけたあのデザイナーはよほど暇なんだな。あとあんなカッコいい宣言をした1時間後くらいには警察に逮捕されているだろう事を思うとなんかバカみたい…