感想:アニメ「黄昏乙女×アムネジア」第12話(最終回)「黄昏乙女」


 アニメ「黄昏乙女×アムネジア」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「黄昏乙女×アムネジア」公式サイト
http://www.amnesia-tv.com/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。

第12話(最終回) 『十二ノ怪 黄昏乙女』


■あらすじ

 冬。旧校舎の地下から夕子の遺体が発見され、葬式が行なわれた。旧校舎は閉鎖され、祠は別所に移された。夕子は葬式から帰ってきた貞一にデートしようと言い、強引に貞一を連れまわして学校内で思いつく限りのイベントをこなしていく。夕方、夕子は唐突に貞一に別れを切り出す。夕子は貞一の尽力で影夕子と融合した事で、現世に思い残す事がなくなったため、この世に留まれなくなったという。夕子は消えるところを見られるところを嫌がるが、貞一は夕子が消える瞬間まで彼女に付き添った。

 翌年の春。旧校舎の閉鎖は解除され、改めてももえは怪異調査部を再開した。貞一は久しぶりに怪異調査部の部室に出向くが、そこで「開けると呪われる」と書かれた箱を見つける。貞一が何の気無しに箱を開くと、いきなり夕子が現れた。夕子はこの世への思い残しは無いと考えていたが、別れ際の貞一とのキスが忘れられず、現世に帰ってきたのだった。<完>


■感想

 すっごい。まさかの大ホームラン。4月スタートアニメトップクラスの出来栄え。

 原作漫画はまだまだ絶賛連載中だし、ブルーレイ・DVDで第13話をつけるとか書いてあるしで、TV放映は『適当なところでお茶を濁して終る』のかと思っていたら、アニメできっちりしっかり素晴らしい結末を用意してくれていました。わりと定番の泣かせ系の展開でしたが、今までに過去をかいま見たり、影夕子と合体したり、貞一と夕子の意外なつながりがわかったり、と、ラストに向けて綿密に構成されていたので、あの結末は効きましたよ。いやー、良かった、大満足。原作の宣伝番組どころか原作を超えちゃいましたよ。

 しっかし、こうなると原作者の方はこれを超えるラストにしないといけないので、大変でしょうねぇ〜。