感想:アニメ(新番組)「カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」第1話「はじまりの物語」


 アニメ「カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」
http://www.campi-anime.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。


■概要

 同名ライトノベル(原作:丈月城集英社スーパーダッシュ文庫)のアニメ化作品。ジャンルは異能物。


■キャスト
草薙護堂:松岡禎丞
エリカ・ブランデッリ:日笠陽子
万里谷 祐理:花澤香菜
リリアナ・クラニチャール:喜多村英梨
清秋院 恵那:斉藤佑圭
アテナ:小倉唯
甘粕冬馬:松本忍
草薙静花:日高里菜
ナレーション:立木文彦

第1話 『#1 はじまりの物語』


■あらすじ

 「草薙護堂」は、祖父が世界中で手に入れた様々な歴史的遺物の一つの石版を持ち主に返すため、イタリア・サルデーニャ島にやって来た。ところがそこで「赤銅黒十字の騎士」と名乗る「エリカ・ブランデッリ」から石版を渡すように脅される。エリカは石版が「魔道書」であると主張した。そこに突然巨大なイノシシ怪獣が現れ、街を破壊し始めた。エリカは怪獣に立ち向かうものの歯が立たず、しかし怪獣はそのまま消えた。

 エリカの説明によれば古代から神話の「わつろわぬ(=従わない)神」は地上に出現し破壊を行なってきたが、魔力を持たない人間には自然災害としか認識できないという。

 護堂はエリカたちと共に石版の持ち主で「サルデーニャの魔女」の異名を持つ「ルクレチア」の屋敷にやってくるが、ルクレチアは石版を護堂に譲る。石版には神の力を奪う「プロメテウス」の力が込められているという。やがて屋敷の側で、フェニキアの神「メルカルト」とペルシャの神「ウルスラグナ」の戦いが始まった。で、なんだかんだで、護堂はメルカルトと手を組みウルスラグナに一撃かました。続く。


■感想

 原作小説は未読。コミック版は第1話で挫折したので実質未読。

 さて、感想ですが「詰め込みすぎ」。最初からバタバタと落ち着かないまま話を転がしていき、何がなんだか解らないうちに最後には「主人公は王である!」とかナレーションが言い出してオイオイのまま今回は終了。面倒くさい用語とか神の名前を連発するくせに、公式サイトのあらすじは途中までしか書いていないので、用語の確認が大変でした…、

 正直今回は世界観の提示に精一杯という感じの内容なので、どうにも評価しかねます。今後主人公が神の力でオレ様最強!のバトル物になるのか、エリカや似たような魔女ッ子たちとギャルゲーハーレム展開するのか、そもそもどこを舞台にするのか、その辺りの方向性を確認してからですね…


★蛇足

 主役担当の松岡禎丞という人、「ソードアート・オンライン」でも主役担当ですが、今売れっ子なの?


★蛇足2

 いやー、この展開、エポック・ワールドウォーゲームの異色作「神々の戦い」を思い出しますね。あれも世界の神々の大決戦物だったからなぁ。


★追記(2012/07/11 01:00)

 原作既読の方によると、原作と比較してストーリーを相当いじっているとの事。原作を相当改悪している模様。