感想:海外ドラマ「SHERLOCK 2」第2話「バスカヴィルの犬(ハウンド)」(2012年7月29日)

 海外ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)2」(全3話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■SHERLOCK(シャーロック)|NHK BSプレミアム 海外ドラマ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

 NHK BSプレミアムでの視聴です(放映:毎週日曜 22:00〜23:30)。

第2話 バスカヴィルの犬(ハウンド) The Hounds of Baskerville


■あらすじ

 ホームズは面白い事件が無く暇を持て余していたが、そこに依頼人ヘンリー・ナイトが現れ調査を依頼してきた。ヘンリーは20年前の子供の頃、ダートムアの荒野で巨大な犬(ハウンド)に襲われ父親を殺されたという。父親はそれ以来行方不明で、怪物の事は誰も信じてはくれなかった。しかも昨日、長年のトラウマを克服するため父親が襲われた現場に出かけたところ、またもハウンドの足跡を見たという。


 ホームズとワトソンは早速ダートムアに出かけて調査を開始した。荒野の中には政府の軍事研究所「バスカヴィル」があり、周辺の住民は面白半分に、研究所の中には遺伝子操作された怪物がいると噂していた。ホームズたちはマイクロフトのIDカードを使ってバスカヴィル研究所に査察の名目で乗り込み内部を見て回るが、確かにそこは遺伝子実験の研究所だった。ホームズたちは素性がばれそうになるが、ワトソンのブログの愛読者だというフランクランド博士に助けられる。


 夜、ホームズは荒野でいるはずの無いハウンドに遭遇し、混乱してワトソンに暴言を吐く。しかし翌朝冷静さを取り戻し、全ては幻覚だったと推理する。さらに近くの村の住人が、怪物伝説で観光客を呼ぶため、こっそり巨大な犬を森の中で徘徊させていた事も判明した。ホームズは最終的にアメリカで過去行なわれていた極秘計画「プロジェクト・ハウンド」にたどり着く。それは暗示を与えるガスで対象者を恐慌状態に陥らせるという物だったが、危険すぎるため開発は取りやめになっていた。しかし開発チームの一員だったフランクランド博士が、こっそりとイギリスで研究を進めていたのだった。ヘンリーやホームズがハウンドを見たのはガスのせいだった。フランクランドは実験の現場を見つかったためヘンリーの父親を殺害し、ヘンリーは混乱して犯人は怪物だと思い込んだのだった。全てがばれたフランクランドは逃走するが、バスカヴィル研究所の周囲に敷設されている地雷を踏んで爆死した。


■感想

 視聴前に「21世紀に魔犬…、軍事兵器として開発された犬が逃げ出したとか? まさかね(ト書き:笑い)」とか考えていたのに、「バスカヴィル研究所/逃げ出した生物兵器」とか言い出したので呆れ返りましたが、さすがに真相はそんなネタでは有りませんでした(当然か)。

 田舎でいそうも無い怪物を探し回ったり、軍事基地がどうこうとか、全体的に「Xファイル」みたいなノリでしたが、それでも面白かったので二重マル。クライマックスでホームズが一人で手をブンブン動かしながら頭の中で知識をこねくり回して真相にたどり着くシーンとか、独自のホームズ像を作っていてそれも良かったなぁ。
 
 

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