感想:海外ドラマ「SHERLOCK 2」第3話(最終回)「ライヘンバッハ・ヒーロー」(2012年8月5日)

 海外ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)2」(全3話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■SHERLOCK(シャーロック)|NHK BSプレミアム 海外ドラマ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

 NHK BSプレミアムでの視聴です(放映:毎週日曜 22:00〜23:30)。

第3話(最終回) ライヘンバッハ・ヒーロー The Reichenbach Fall


■あらすじ

 ホームズは様々な事件を解決するうち、ちょっとした有名人になっていた。マスコミはホームズが絵画「ライヘンバッハの滝」盗難事件を解決したことで、以降彼を「ライヘンバッハ・ヒーロー」と呼び始める。


 ある日、ホームズの宿敵モリアーティがロンドン塔・イングランド銀行・刑務所の三箇所のコンピューターシステムを破っておきながら、わざと逮捕される。しかしモリアーティは裁判では陪審員12名を脅迫し、無罪放免となった。直後モリアーティはペーカー街に現れ、ホームズに謎かけをしてきた。


 数ヵ月後。大使の子供二人が誘拐される事件が発生するが、ホームズは残された手がかりから簡単に監禁場所を突き止める。しかしレストレードの部下は、そのあまりの巧みさに、ホームズが自分で誘拐しておいて事件を解決したと疑い、レストレードの上司にホームズの逮捕状を取らせる。ホームズはワトソンと共に逃亡し、自分の特ダネを発表するというゴシップ記者の下に向かう。その三流記者はモリアーティに騙されて、「ホームズはモリアーティという架空の敵を作るなど、自作自演で自分の名声を高めてきた詐欺師」という記事を書いていた。


 追い込まれたホームズにモリアーティはとどめとして、ビルから飛び降りて自殺しなければ友人三人を殺すと脅しをかける。ホームズを不名誉の中で自殺させ排除する、というのがモリアーティの企みだった。そして殺人の中止命令を出せるモリアーティは(何故か)ピストルで自殺してしまった。打つ手の無くなったホームズは、ワトソンの目の前でビルから飛び降りて死んだ。新聞は詐欺師ホームズが自殺したと書きたてた。ワトソンはショックの抜けきらないままホームズの墓の前で嘆くが、その姿を遠くから(何故か生きている)ホームズが見つめていた。(第3シーズンに続く)



■感想

 なるほど、これが21世紀風の「最後の事件」ですか…、スイス(だったっけ)に出かけたりはしませんでしたが、というか「最後の事件」と内容は全然違いますが、ホームズとモリアーティの死というポイントは押さえた、めっちゃサスペンスで面白い話に仕上がっていました。

 しかしあの状況でどーやってホームズは生き延びたんだ? 直前にモリーに何か頼んでいましたが、「死体にホームズの服を着せてビルの上でゆらゆらさせてから、ビルから落とした」とかいうトリックとかかしらん?


 ちなみに、この話の続き「第三シーズン」は一応制作予定のようです。

●海外ドラマ・スタッフブログ:NHKブログ | 欧米ドラマ | 『SHERLOCK2』ご覧いただきありがとうございました
http://www.nhk.or.jp/kaigai-blog/100/127912.html#more
>イギリスでは第3シーズンの制作が発表されていますが、まだ撮影には入っていないそうで、BBCでの放送は来年の予定とのことです。

 うーむ、ちゃんと第3シーズンも作って今回のオチはきっちりつけてほしいものです。

 ということで、最後のクリフハンガーな結末はとにかく、第二シーズンも充実の出来栄えでありました。
 
 

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