感想:青年コミック「関節王 5巻(最終巻)」(三倉佳境)(1994年10月)

 コミック「関節王 5巻(最終巻)」(三倉佳境)の感想です。
(※以下、話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

関節王 全5巻完結 (グランドチャンピオンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
 

■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4253159893/
関節王 vol.5 (グランドチャンピオンコミックス) [コミック]
三倉 佳境 (著)
コミック: 188ページ
出版社: 秋田書店 (1994/10)
ISBN-10: 4253159893
ISBN-13: 978-4253159890
発売日: 1994/10

■データ(個人的補足)

 1990年代前半に秋田書店から発行されていた隔週青年誌「グランドチャンピオン」連載の格闘漫画。

■おまけ要素

・カバーの下
  特に無し

・あとがき
  途中と後書きページで計2ページ。

■あらすじ

〇40話〜48話(最終話)

 水澤の技「落葉」は気で相手を吹き飛ばす技で、自分の肉体にも大きな負担がかかり、一度使用すれば数日間は使えない危険な技だった。水澤は肉体は衰弱した状態だったがそれでもなんとか勝ち進む。

 しかしトーナメントに参加している選手のうち優勝候補が突然怪物化してしまった(おいおい)。それは守天流の隠された第四の流派にして、技が生物化したとでも言うべき存在「多聞殺」が人間に取り付いた姿だった。守天流はこの多聞殺を倒すために存在していたのだった。そこに今まで姿を隠していた水澤の兄で守天流・広目拳の宗家・了が瞬間移動で駆けつけた。水澤(主人公)と多聞殺が対峙したところで完結。

■感想

 はい、という事で伝説の(?)最終巻です。46話くらいまではまともなのですが、それ以降いきなり「孔雀王」とか何とか的な仏教用語満載の怪異退治物に化けてしまい、連載当時もオイオイと思いましたが、今読んでもオイオイでした…、まあ本来なら全13巻構想だったそうでそれでこんなヘンなオチになったのでしょう…(まあ打ち切られなくても最後は怪物とのバトルだったのでしょうけど)。なんにせよ打ち切られないバージョンが読みたかったよなぁ…

■評価

(5段階評価の)2点。

関節王 vol.5 (グランドチャンピオンコミックス)

関節王 vol.5 (グランドチャンピオンコミックス)