感想:アニメ「織田信奈の野望」第12話(最終回)「天下布武」

織田信奈の野望 オープニングテーマ 「Link」

 アニメ「織田信奈の野望」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「織田信奈の野望スペシャルサイト
http://odanobuna.com/index.html

テレビ東京あにてれ 織田信奈の野望
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/odanobuna/

 CS放送AT-Xでの視聴です。

第12話(最終回) 『最終回 天下布武


■あらすじ

 織田軍は比叡山攻略のため進撃するが、関白・近衛前久は信奈に「比叡山焼き討ち」の汚名を着せるため、自ら山に火を放った。一方半兵衛は、良晴の死は敵の追撃から逃れるための偽装「微塵隠れ」だったと見抜き、それを聞いた犬千代たちは良晴捜索に向かう。同じ頃死んだと思われていた光秀は崖下から這い上がり、瀕死の良晴を見つけて介抱していた。火に包まれた比叡山では信奈と仮面男が対峙するが、そこに勝家・長秀・久秀が駆けつけ、信奈は近衛の元に向かう。信奈は一騎打ちで近衛を倒し、そこに帰ってきた良晴の姿を見て歓喜する。比叡山の火事は半兵衛が陰陽道の技で雨を降らせて消し止めた。

 戦いの後、信奈は朝倉軍の撤退を認めた。信奈は良晴にまだまだ敵は多いけど、天下布武のため頑張ろうとか言っておしまい。


■感想

 あらら、比叡山に火をつけたのは敵の方でしたか。これで史実どおり焼き討ちイベントは発生しつつも責任は織田軍にはないと。ふーむ、なるほど。

 という事で、まあ色々ありましたが、上手い事まとまって最終回とあいなりました。結論から言うと、このアニメは予想外の当たりでしたねぇ。最初は「恋姫無双」系の「この番組は女の子武将を楽しむために、さしさわりの無い程度にお話のあるアニメです」かと思っていたのですが、意外に真面目に歴史モノをしているのに驚きました。ちょっと戦国物が好きな身としては、信長風雲録アニメというかの内容にグッと来ましたですよ。単に歴史上で戦死するはずだった人間を無節操に生き延びさせるだけでなく、史実を捻じ曲げ(?)つつも本来の歴史とあまり乖離しないように上手く話を配置していて、「あのイベントはどう処理するのかなぁ」とかに興味をそそられましたしねぇ。

 あと絵も良いし。正直言いまして、アニメのキャラデザのほうが原作小説のイラストより上だと思っちゃいました。最初は長秀一押しでしたが、松永久秀も良かったなぁ。

 という事で、オタッキー系アニメ好きとしても、戦国物好きとしても大満足でした。機会が有れば第二期も作って欲しいところです。



★参考までに

 実は、もう一回だけ残っており次回「総集編」が放送されます。30分に収まる内容とも思えないけど…


★おまけ

 いやー、このアニメを見ていると、ウォーゲームの「信長最大の危機」(シミュレーションジャーナル社)(http://www.gamejournal.net/bknmbr/nobunaga/nobunaga.html)をむらむらやりたくなってきますね。これ、金ヶ崎辺りからスタートして、朝井・朝倉・武田・上杉・毛利etcが次から次から襲ってくるのを内戦防御していくという信長モノの一大傑作。私はこのゲーム(同人版)のヒストリカルノートで信長周りの歴史を学びました。
 
織田信奈の野望 エンディングテーマ 「ヒカリ」