感想:プロレス雑誌「Gスピリッツ Vol.25」『全日本プロレス 創立40周年記念スペシャル』(2012年9月26日発売)


 発売日:2012年9月26日
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

■公式サイト
http://www.tg-net.co.jp/gs/

■アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/4777810615/

---------------------------------------

佐藤昭雄が初めて明かす
>「師・ジャイアント馬場の教え」と「俺がブッカーとして手掛けた全仕事」

 佐藤昭雄って言われても、オリエントエクスプレスとか、一時期WWFで働いていたねくらいしかイメージが湧かないわけですが、その人に超ロングインタビュー。若手時代に馬場さんから色々教わったとか、全日旗揚げの経緯、海外遠征時代のこと、ブッカーに興味を持ったこと、全日の若手(三沢とか冬木とかターザン後藤とか)を育てた事、日米レスリングサミットに関わった事、など、すんごく長いですが凄い読み応え。



>[猛毒プロレス講座]
>キム・ドク
>ミスター・ビッグマウスが昭和の王道マットを彩った常連外国人レスラーをぶった斬る!

 これも面白い。これまた超々ロングインタビューで、「キラー・カール・コックスやレイ・スティーブンス最高」とか「ブロディなんてブッチャーと一緒。ニードロップとボディスラムくらいしかなくてグラウンドできないし」とか、ドリー、ブリスコ、フレアー、カマタ、シーク、等など名だたるレスラーを総まくりで評価しています。昭和プロレスを見ていた人なら絶対グッとくるはず。



>■G SPIRITS BOOK 連動企画
>「70~90年代」
>狂想の新日本プロレス黄金期
>―最強営業軍団の闘いとロマン―
>証言:上井文彦

 2000年代前半新日が底だった時期にブッカーをやっていて、結局追放された上井氏のインタビュー。1980年代の新日の営業マンの働き振りとか、大塚直樹氏の恐れられぶりとか色々面白いです。昔は(今も)営業マンは豪快だったんですねぇ。



ミル・マスカラスが「悪魔仮面」と呼ばれた時代
>【第8回】謎に包まれた10ヵ月間のテキサス遠征

 テキサスの巡業とか詳しく書いてあって、テリトリー制の勉強になります。
---------------------------------------