感想:ドラマ「実験刑事トトリ」第4回「僕が傑作を書く時」(2012年11月24日放送)


 ドラマ「実験刑事トトリ」(全5回)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■実験刑事トトリ | NHK土曜ドラマスペシャ
http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/index.html#d12

 NHK 総合での視聴です(放映:毎週土曜 21:00〜21:58)。

第4回 僕が傑作を書く時


■あらすじ

 漫画家「黒船」とは、作画担当「黒田」とストーリー担当「船木」の共同ペンネームで、少年漫画誌の連載「ドラゴンタイフーン」で大ヒットを飛ばしていた。しかし実は「ドラゴン〜」のストーリーは担当編集者「柳沢」が大きく手を入れていた。そして、連載終了後は、黒田は船木とのコンビを解散し、新たに柳沢と組むことになっていた。船木は柳沢を殺害し、柳沢のアイデアメモを盗むと同時にニセの証拠を残し、黒田に殺人の濡れ衣を着せた。

 黒田は容疑者として拘留されるが、トトリは些細な点から船木に疑いを抱く。船木は柳沢が残したアイデアを元に、「ドラゴンタイフーン」の続編「II」のストーリーを作り、黒田はそれを見てコンビ続行に乗り気になる。そして最後に船木はアシスタントを毒殺し、ニセの遺書を残して真犯人に仕立て上げた。黒田は釈放されるが、トトリは船木が犯人だと指摘する。実はアシスタントはトトリの忠告で毒殺を警戒し、死んだフリをしただけだった。船木は遂に犯行を自白するが、コンビ解散を持ち出したのは柳沢ではなく黒田の方だったと知らされる。


■感想

 あっれ〜、今回はすごく面白かった。前回(第三回)は、犯罪の内容が浅すぎてもうあきれ返るくらい中身がなかったのですが、今回はストーリーが緻密で、犯人の狙いが終盤まで読めなかったため、最後まで興味を持って視聴できました。

 『犯人が犯行のミスに気が付いて余計な事をしてしまう→それが探偵側の罠で、重要な証拠になってしまう』という、まんま刑事コロンボな展開がありましたが、こういうのはもうパクリというより、コロンボへの敬意というかそういうので入れているのですかね。

 いやー、前回がXXだったので物凄い低評価でしたが、今回で見直した。これは意外と当りシリーズ?


★おまけ

 漫画編集部にキャラクターの立て看板(というの? キャラの格好をした看板的なもの)が飾ってあったり、と、NHKのドラマなのにオタから見てもそれっぽい雰囲気作りをしているのに感心しました。