さぁて、今年も残り１０日ほどとなりましたので、2012年に視聴したアニメで、面白かった物を振り返ってみましょう。
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■視聴終了作品
普通の女の子が変身して強大な敵に立ち向かうという、凄くありふれたフォーマットのアニメ。歌が武器というのもそれほど斬新ではないし、オチは暗くなることが冒頭から示されていたし、あんまりノレないよなぁ、とか思っていたら、終盤はすんごい盛り上がりで大興奮。あっと驚くどんでん返しの結末もよかった。第二期も期待です。どうやってあの結末から続編を作るのか想像もできないですけど。
Another（アナザー）
最初は「『ひぐらしのなく頃に』の亜流アニメ…？」くらいに思っていたのですが、眼帯少女の正体が解る辺りからグングン引き込まれていきました。「オーメン」などの古典オカルト映画を髣髴とさせる、薄暗い雰囲気がすばらしかった。純粋ホラーにもかかわらず、物語のキーとなる「死者の正体当て」は完璧に推理小説の技法が使われているのがお見事。死者の正体が見抜けた人がいたら感服します。
Fate/zero（第２シーズン）
熱狂的に面白かった、という訳ではないのですが（世界観が暗めですしねぇ）、質の高さは認めます。
設定が複雑かつ劇中で全く説明してくれないため、視聴していて「登場人物が何を語っていて、どういう物語が進行しているのか良くわからない…」というとんでもない作品。にもかかわらず、見ていて面白いというのが凄い。おちゃらけたキャラの掛け合いやバトルシーンなどの濃厚さなどで、『話は全然わかんないんだけど、見ていて楽しいんだよ』という驚くべき気持ちを生み出してくれました。奇跡のアニメ。
一言で言って大バカ作品。一応ストーリーらしきものはあるのですが、それより、これでもかと盛り込まれた『アニメ・特撮・マンガ・ゲーム等のパロディ』がたまらない。思いっきりオタクの琴線に触れてくるアニメでありました。続編が待ち遠しい。
ファイ・ブレイン 神のパズル第１期／第２期
「パズル」と「世界征服をたくらむ的な強大な相手とのバトル」を融合させた痛快娯楽作品。基本的に小学生辺りをターゲットにしていると思われますが、見ていてほっとするというか、ひねくれたところが無い素直なつくりで、毎回安心して楽しめるアニメでした。第三期が作られるという話が素直に嬉しい。
「フッ、所詮『恋姫無双』的な、有名武将を女の子に置き換えただけのアニメなんでしょ？」と思って見始めたら、あまりの印象の違いに意表を付かれました。まあ信長とか柴田勝家とか丹羽長秀とか松永とかが美少女キャラに置き換わっているのは間違い有りませんが、ストーリー自体は、史実をきっちり踏まえたうえで、要所要所を微妙に改変し、実際の歴史の流れと付かず離れずで展開する、という日本史・戦国物スキーから見ても結構楽しめるものだったのでした。いやー、参った、これは驚いた。この作品を見ていると、「信長系の戦国シミュレーションゲーム」をムラムラやりたくなってきてしかたなかったです。
原作漫画の雰囲気をそのまま写し取ってさらにパワーアップさせた秀作。アニメオリジナルの「寄席の外を私服で散策するストーリー」もつけてくれるなど、もう何の文句もございません。
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■視聴中
以下は全て今年中には視聴が完了できないので、現時点で評価しておきます。
キングダム
時折「CGを使った人形アニメ」的なシーンが使用されるのがやや気になりますが、お話自体はすっごく面白い。春秋戦国時代なんて知識はほぼゼロで興味も無かったのですが、内容の熱さにもう夢中です。
イクシオン・サーガDT
アホアニメ。「魔法と機械が同居する」というファイ○ルファ○タジー的な世界で、現代日本から召還された普通の少年が勇者的扱いで活躍する、というありがちゲーム的な設定ながら、内容は徹底的にアホをやってます。毎回楽しすぎる。特に主人公が神扱いされる話はたまらんかったなぁ。
いかにもモーニング連載という感じの大人アニメ。NHKが夜の23時頃に放送したら丁度良い感じがする。超面白いとは言いませんが、地味に楽しい。
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■番外：期待はずれ
…、原作は「シュタインズ・ゲート」のスタッフの新作ゲームということで、アニメもそりぁ期待していたのですが…、たるい、たるすぎる。別にアニメだけが駄目ということでもないらしいのですが…、シュタゲが奇跡の出来過ぎたのかしら。
