感想:レディコミ「もっと! Vol.1(創刊号)」(2012年12月17日発売)


 発売日:2012年12月17日
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

秋田書店→もっと!
http://www.akitashoten.co.jp/index2.html

 「花のズボラ飯」で有名になったレディコミ「エレガンスイブ」の親戚筋というかそういう雑誌です。6月に創刊準備号が出ましたが、半年たってようやく創刊しました。


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>巻頭カラー! 待望の新作登場!!
花のズボラ飯
>●原作/久住昌之 ●漫画/水沢悦子
>ひとり主婦の人生に、笑って泣いて、お腹がグー。


 今回は一人で芋の鍋を食べるお話でした。おなかがすいているときに読んだらこれは辛いわ。

 それにしてもこの人がレディコミの表紙と巻頭カラーを取って看板作家になるなんて、5年前には思いもしなかったよ。こんな場所でこんな風にブレイクするなんてねぇ、あんなとんでもないエ○漫画を描いていた人が。



恋と病熱 磯谷友紀

 連載。舞台は異世界(?)。そこでは子供は一人だけ生むのが当たり前で、二人目を生んだりすると「えっ、あの人兄弟/姉妹がいるの? キモッ」とか言われてしまうような雰囲気。女学生のヒロインさんは、母親から自分に兄がいて、しかも同じ学校の学生と聞かされて大ショック。それらしい人物を見かけて避けようとするのですが、お兄ちゃんは「妹に会いたかった」とか言って近づいてきます。

 えっ、これ、レディコミ漫画じゃありませんよね? 普通の少女マンガノリです。しかも「きょうだいは惹かれあう」という設定があり、二人は段々血縁者というより男女として親密になっていきます。うっは、面白い。これは先行きに期待です。
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 その他に「きづきあきら+サトウナンキ」という有名な人が、全然レディコミじゃない漫画を描いてたり、どーもこの雑誌がどんな読者を想定しているのか良くわかりません…