感想:アニメ「イクシオン サーガ DT」第22話「BC(Before Crisis)」


 アニメ「イクシオン サーガ DT」(全25話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■【IXION SAGA DT】-イクシオン サーガ DT- スペシャルサイト
http://ixion-saga-anime.jp/

テレビ東京あにてれ イクシオン サーガ DT
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/ixion/

■ゲーム「イクシオン サーガ」サイト
http://ixion-saga.jp/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第22話 BC(Before Crisis


■あらすじ

 バリアシオンはエレクとの合流地点に向かいながら過去を回想していた。

 その昔。とある男(顔は松田優作そっくりで、ジーパンとサングラス姿)は、街でチンピラのけんかを腕ずくで仲裁しているところを、トレンチコート男・ギュスターヴに声をかけられる。ギュスターヴは激増する犯罪を取り締まる組織に属しており、将来的には全国的な組織にしたいと考えているという。男は、ギュスターヴのスカウトを受けて、「捜査一課」という組織に加わることになった。組織のメンバーは「エレク 通称ボス」「KT 通称ゴリさん」「レオン 通称殿下」「ギュスターヴ 通称山さん」の四人で、男は早速「十円ハゲ」のニックネームをつけられる。

 「十円ハゲ」はその活躍ぶりで早速捜査一課のメンバーに認められていった。しかし「十円ハゲ」は実は金のためなら何でもする男で、正体不明の依頼者からの指示で捜査一課にもぐりこんでいたのだった。やがて一課はウルガ教団というスポンサーを見つけて規模を拡大できることになった。しかし「十円ハゲ」は依頼者からエレクを殺すように指示され、仕事と一課の仲間との関係との板ばさみに苦悶する。そして「十円ハゲ」は本来の仕事を貫き、エレクを殺そうとするが、実は全てはドッキリで依頼者はエレク自身だとわかる。実はエレクたちは任務に忠実な人材を探しており、「十円ハゲ」を試していたのだった。

 バリアシオンの回想を聞いていた無名キャラは全然バリアシオンが出てこなかったことに突っ込むが、実は「十円ハゲ」こそがバリアシオンの若い頃の姿だった。



■感想

 もう腹の底から死ぬほど笑わせていただきました。今回は第8話の「紺が神になってゲームネタばかり披露する話」を超えた、DT史上最高のバカストーリーでした。

 回想は最初から最後まで「太陽にほえろ」のパロディで、昭和40〜50年代テイスト満載、背景にボンカレーのあの看板とか由美かおるとか出てくるし、パトカーも昔風だし、BGMは見事に「太陽にほえろ」を模倣しているし、ギュスターヴ/鈴村健一氏は露口茂風の口調を思いっきり出しているし、おなじみのセリフ「なんじゃこりぁ」は連呼されるし、リアルタイムで「太陽にほえろ」を見ていた世代は画面の前で悶絶していたんじゃないですかねぇ。

 それにしても、登場キャラも突っ込んでいましたが、最終回前によくこんな番外アホストーリーを持ってきますねぇ。さすがDT。


★おまけ

 さて、このパロディですがどの辺りの年齢まで通じるのですかね。原作?は1986年まで放送していたそうなので…、25歳以下あたりって何のギャクだか解らなかったとか?


★おまけ2

 無名キャラが「バリアシオンが出てこなかった」と突っ込んでいましたが、十円ハゲの声って思いっきり梶裕貴氏だったじゃないですか。あのセリフのほうに驚いたなぁ。即座に「アンタ昔と今で変わりすぎ」と突っ込むべきだと思いました。