感想:アニメ「まおゆう魔王勇者」第12話(最終回)「『待たせたな、わたしの勇者』『寝坊しすぎだ、おれの魔王』」


 アニメ「まおゆう魔王勇者」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■「まおゆう魔王勇者」TVアニメ公式サイト
http://maoyu.jp/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。

第12話(最終回) 『第十二章 『待たせたな、わたしの勇者』『寝坊しすぎだ、おれの魔王』』


■あらすじ

 魔王は女魔法使いにあるメッセージを託し、冬寂王たちに伝えさせる。それは年間三百万人もの死者を出す疫病「天然痘」を根絶させる方法だった。そして南部諸国と中央との戦争は、降雪により終わりとなった。一方、魔界では勇者と心を乗っ取られた魔王が対決していたが、最終的に魔王は正気に戻る。魔王は大衆の前に姿を現し、魔界の有力者を集めた会議を開くことを宣言する。一方、人間界では中央の教会のボスである教皇的なキャラと、魔界の種族が密約を結んでいた。(話は終わってないけどアニメは終わり)


■感想

 あっれー? 原作ってこの後がまだあるんですよね?(峠比呂氏の漫画版ではこの後にようやく入ったくらいのとこ)。アニメはまさかのここで終わり? 無責任に投げっぱなし? 原作は、漫画版が5種類くらい展開されているし、舞台もあるらしいし、とにかくすんごい有力コンテンツぽいので、アニメもそれを反映して力を入れて作っているのかと思ったら、「ちょっと手をつけて中途半端に食い散らかしてそのままポイ」ですか。


■総括

 なんつーか、そもそもキャラデザからしてイマイチでオタの食いつきが悪そうでしたが(女騎士抱き枕とか作っても売れそうに無い)、豪華声優をものすごい早回しストーリーにつき合わせて浪費した(?)挙句に、お話は途中でポイして視聴者置き去り…、どういうつもりで作ったんだろう。有名な小説なのだし、もっと力を入れるべきだったのでは。「ソードアート・オンライン」なんか、アニメのおかげで原作が爆売れになって大笑い状態らしいのですが、このアニメを見ても原作に行きたいとは思わないのではないでしょーか、というか「途中で捨てられた」という何かしこりがのこるのではないでしょーか。

 このアニメは誰を幸せにしたのかわかりません…、なんでこんなことになってしまったのやら。