雑談:アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」はクールすぎるかなぁと

宇宙戦艦ヤマト2199
http://yamato2199.net/index.html

 ヤマト2199を見ている人と意見交換したのですが、わが意を得たりと思ったのが「地球が滅亡する恐怖感があまり無い」というご意見。うん、そーなんですよ。


オリジナル版では
・冒頭、地球艦隊はかなわないことが解っていながらガミラス艦隊に攻撃
・結果、沖田と古代守の船以外は沈没
・古代は「一人でも多くガミラスを殺してから死ぬべきだ」的な事をいって突撃していってそのまま行方不明
・沖田艦はたった一隻でもう希望も無いまま地球に帰還
・地球の各都市は放射能とエネルギー切れでもう後が無い状態
・そこにイスカンダルからメッセージが届く
・地球人は唯一の希望にすがり付いてヤマト発進


ですが、


2199は
冥王星の戦いはちゃんと意味がある
・一年前から既にイスカンダルから話が来ている
・地球の各都市は結構余裕でヤマトにエネルギーを回してくれる


と、なんか地球に余裕があるというか悲惨さが無いわけで…、情感に訴えまくっていたオリジナル版と比べるとクールで緻密だけど、感情を刺激するものが少ないかなぁと思うわけです。あと、全編通しても屈指の名シーンの一つの「瓦礫のヤマトが艦体を起こして発進してミサイルを吹き飛ばすシーン」もなんか軽く流しちゃったし…、2199のスタッフは熱さとかそういうのは回避している感じ。

 でもまあ、つまんないというわけではなくて、春アニメではトップクラスだと思っています。まあオリジナル版とは方向性が違うということなんでしょうね。