感想:少女漫画誌「別冊花とゆめ2013年7月号」(2013年5月25日発売)


 発売日:2013年5月25日(毎月26日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

別冊花とゆめ 公式サイト
http://www.betsuhana.com/

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>大好評に応え、新シリーズ開幕!! 45P
>近代宮廷BOY'Sライフ
>パレス・メイヂ 久世番子
>帝・彰子と出仕の御園がおりなす宮廷の日々は…。


 いつものように主人公君と美人の明慈帝がいい雰囲気ですが、さて今回のお題は宮中歌会です。


 あらっ? もう完結したのかと思っていたら、「新シリーズ」と銘打って新たなお話が始まりました。おおっと、別花は「ガラスの仮面」がお休み中の今、「パタリロ」以外読む物がないとか思っていただけに、この復活はすんごい嬉しいですよ。

 それにしても未だに久世番子氏がふつーの少女マンガを描いているという事実になれない…、まあ「暴れん坊本屋さん」以前はウイングスでふつーの漫画を描いていたらしいのですが、それらを読んだことないからなぁ。



>集中連載スタート!! カラー46P
>超ワガママ王子・ひさびさ降臨!!
>ルードヴィッヒ幻想曲―かぐや姫― 
由貴香織里
>ルーイ王子一行、謎の島国<ジ・藩虞>に漂着!?


 久々の登場。今度は王子たちは辺境の国「ジ・パング」に漂着しますが、そこでミカドなる権力者と出会い、「かぐや姫という美人が居るので、お前がそんなに女性の扱いに自信があるなら、姫を連れてきてみろ」的なことを命令されます。王子は王子でミカドの命令がどうこうより自分の嫁さん探しが目的で姫の所に向かいますが…


 講談社のアリアでの連載は、あまりにもあんまりというかの内容だったのですが、慣れたキャラだと筆の走りも良いのか、めっちゃ面白いです。相変わらずの傲慢王子様に加え、かぐや姫に求婚する連中も一応史実(?)通りの人たちなのですがノリが妙に軽い。しかも姫は姫でものすごいワイルド系だし、爺さんも元気だし、とやたらと楽しいです。ああ良かった、この人はまだ錆付いたわけではなかったのですね。
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