感想:特撮「仮面ライダーウィザード」第53話(最終回)「終わらない物語」(2013年9月29日(日)放送)


 特撮「仮面ライダーウィザード」(全53話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

仮面ライダーウィザード公式サイト(テレビ朝日版)
http://www.tv-asahi.co.jp/wizard/

仮面ライダーウィザード公式サイト(東映版)
http://www.toei.co.jp/tv/wizard/

 地上波・テレビ朝日系での視聴です(放送:毎週日曜 8:00〜8:30)。

第53話(最終回) 終わらない物語


■あらすじ

 ガイムは大暴れすると即座に外の世界に戻って行った。アマダムはライダーの指輪を取り戻すが、捕まえた少年に外への道を開けと命じる。アマダムはその昔魔法石の中に追放された魔法使いで、外に脱出したがっていた。アマダムは指輪でライダーを召還すると、ライダーは怪人になりそこねた存在で、自分の意のままに動く程度の存在だとあざ笑う。しかし実はライダーたちは召還者の道具では無く、ちゃんと自分の意思があり、少年を守るためアマダムに戦いを挑む。晴人もフォーゼとなって参戦するが、変身したアマダムの強大な力の前に屈しかける。ところがそこにまたもガイムが現われ、ガイムとウィザードの攻撃でアマダムは倒された。晴人は少年にインフィニティの指輪を渡して、何かあったら呼べと言い残して外の世界に消えた。実は少年の名前は「晴人」だった。


■感想

 劇場映画のTVムービー的な話。本来のオチのあとに無理やりつけた豪華なおまけですが、「ウィザード」ではなく『ウィザード対ガイム オールライダー総進撃』とかいうタイトルのTVムービー扱いにすればよかったのに。これが最終回と言われてもねぇと、ちょっと困惑。


■総括

 ライダーのデザインはカッコ良く、主演はハンサムで芝居もガッチリ、でしたが、その代償に(?)ストーリーについてはイマイチのライダーでした。毎回「怪人が絶望させる→ライダーが助けておしまい」を延々と繰り返し、シリーズを貫く謎解きとかも僅かで(ワイズマンとコヨミの正体くらいか)、第三クール終了までは殆ど面白さもなし。第四クール後半にワイズマンが正体を現した辺りでなんとか盛り上がりましたが、全体的には一年かけても深みも何にもないシリーズでした。フォーゼとかオーズと比べると淡白なライダーでしたねぇ。まあ悪くは無かったけど、もう一つ、でした。