感想:アニメ(新番組)「境界の彼方」第1話「カーマイン」


 アニメ「境界の彼方」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ『境界の彼方』公式サイト
http://anime-kyokai.com/

 BS11での視聴です。


■概要

 同名ライトノベル(原作:鳥居なごむ http://www.kyotoanimation.co.jp/books/kyokai/ KAエスマ文庫)のアニメ化作品。ジャンルは、学生が主人公で異能力者で魔物が出てきて云々系。


■キャスト
栗山未来:種田梨沙
神原秋人:KENN
名瀬美月:茅原実里
(他のキャストは後述)

第1話 『#1 カーマイン』


■あらすじ

 「神原秋人」は下校中、校舎から飛び降り自殺を図ろうとしている少女を見かけ、必死で引き止める。ところが少女はいきなりジャンプしてくると、秋人の胸を刃物で突き刺す。

 秋人は「半妖」で不死身だった。そして相手の少女「栗山未来」は「妖夢」を狩る「異界士」の一人で、この日以降、秋人を日課のごとく襲ってくるが、秋人は適当にあしらっていた。未来は血を刀に変える力を持つ一族の一人だったが、一族は強すぎる力を他の異界士に疎まれた結果、今では未来が一族最後の一人だという。秋人は所属する文芸部の美人部長で「名瀬美月」から、未来にかまうなと警告される。美月は地元の異界士を束ねる名家の娘だった。

 ある日、いつもの様に秋人と未来がバトルした後、未来の家に妖夢がいるという話になる。実は未来は今までに妖夢を倒したことが無かった。秋人は未来を手助けするため、未来の部屋に同行するが、二人の前に妖夢が現われる。


■感想

 原作小説は未読。情報ゼロで視聴。

 さすが京アニ、絵は綺麗です。声優も手堅い。ヒロイン役の種田梨沙って人、最近急上昇売出し中?(ストライク・ザ・ブラッドでもヒロイン役だし、きんいろモザイクでもあやや役だったし)。

 し・か・し、ストーリーには笑ってしまった。まあね、主人公がちょーな存在だとか、学校の知り合いが魔物を狩る退魔士だとか、そういう設定は世の中に山ほど有りますから突飛とは言えませんけど、いきなり「俺は不死身なんだ、半妖だからな」とか真顔で言われたら、見ているほうは噴き出すわ!! そしたらメガネヒロインは笑わないどころか、さらにそれを受けて「私、魔物を狩る異界士なんです。あと一族は超強力な力があって、私は最後の一人です。血で刀が作れます」とか切り返すんだもん(モンティ・パイソン的なシュールなギャグか?)、これを笑わずに何を笑えというのでしょうか


 各種のオタ設定は良いとしても、視聴者をもう少しナチュラルにそういう世界に引っ張り込んでもらえませんでしょうかね。衝撃というか笑撃というかの設定をバンバン押し出してきて、見ているほうは「あー、厨二風味〜」とニヘラニヘラしながら見るしかなかったじゃないですか。次回がどんなことになるのか一応確認してみますが、あんまり期待できる話では無いような気がする。


★キャスト情報の続き
名瀬博臣:鈴木達央
新堂愛:山岡ゆり
新堂彩華:進藤尚美
二ノ宮雫:渡辺明乃
伊波桜:豊田萌絵
藤真弥勒:松風雅也
名瀬泉:川澄綾子