感想:NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(BSプレミアム版)『File-09』(2014年5月7日(水)放送)


 NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(BSプレミアム版)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー - NHK
http://www4.nhk.or.jp/darkside/

 衛星放送・NHK BSプレミアムでの視聴です。(放送日:2014年5月7日(水) 22:00〜23:00)。


■概要

http://www4.nhk.or.jp/darkside/26/
>UFO、ネッシー、雪男、予言&占い、心霊現象、超古代文明、妖怪、吸血鬼、魔女…。闇の魅力がもつ妖しげな幻に対して、「今、何がどこまでわかっているのか?」を徹底検証!そこから浮かぶのは、自然の神秘、私たちの脳や心の不思議なメカニズム、社会のからくり、昔の人の驚くべき技術と想像力…。ダークサイドの向こうの“本物の不思議”をワクワクしながら楽しんでいただく、NHKならではの超常現象ガチンコ検証番組!


出演者 栗山千明 (くりやまちあき)

テーマ曲: 志方あきこ
オープニング曲“Arcadiaアルカディア)”
エンディング曲“Leyre(レイレ)”
アルバム名/ “Turaida(トゥライダ)”

語り: 中田譲治(声優、俳優、ナレーター)
代表作 『巌窟王』(モンテ・クリスト伯爵)、『ケロロ軍曹』(ギロロ伍長)、『HELLSING』(アーカード)、『Fate/Zero』(言峰綺礼)、『劇場版 空の境界』(荒耶宗蓮)など

『File-09 怪奇!ロンドン心霊ブーム&空から魚が降ってきた!?』


■内容

恐怖の心霊現象の解明に、超一流の科学者やシャーロック・ホームズの作者が挑んだ!その意外な結末は?▽2009年に日本でも起きた魚などが空から降る怪現象を徹底検証!

ポルターガイスト!エクトプラズム!人体浮遊!100年ほど前のロンドンは、夜ごと心霊現象が起きる魔界都市。なかでも最強の「霊媒の王者」の解明に、世界的科学者が挑んだ!霊能力vs.科学の結末は?そしてシャーロック・ホームズの生みの親、コナン・ドイルが本物と認めた「妖精写真」の真相は? ▽空から魚やオタマジャクシが降ってくる!原因は竜巻か?鳥が落としたのか?それとも?世界中で起きる未解明の謎を徹底検証!

(1)怪奇!ロンドン心霊ブーム

 19世紀後半のイギリスは心霊ブームに沸いていた。そのきっかけとなったのが1843年アメリカでの「ハイズヴィル事件」。ハイズヴィルという村で、「フォックス三姉妹」が家を騒がす何か=霊との交流に成功した、という物。心霊ブームはイギリスに飛び火し、霊の力を使って超常現象を起こす「霊媒」が大量に出現した。彼らは「降霊会」で、ポルターガイスト、エクトプラズム放出、空中浮遊、など、奇跡を起こしまくった。

 その中で最強の霊媒と目されていたのが「ダニエル・ダングラス・ヒューム」。ヒュームは昼間に降霊会を行ったが、誰もインチキを見つけることは出来なかった。そこに現われたのが当時の超一流学者ウィリアム・クルックス。クルックスはヒューム相手に実験を行ったが、クルックスが軽く触るだけでアコーディオンを鳴らすなどやってのけたのを見て、「未知の力が存在する」という結論に達した(もっとも懐疑主義者からは大非難を受けた)。

 当時既に霊媒と同じような事を起こすマジックショーなどが開催されており、マジシャンなどの手で霊媒たちのインチキは次々と暴かれていった。

 1920年シャーロック・ホームズの作者コナン・ドイルは「妖精が写った写真」を発表した。それはコティングリーという村で二人の少女が写した物だった。ドイルは最初霊とかその手の現象には懐疑的だったが、否定するため心霊現象研究組織「SPR」に参加し、色々資料を調べるうち、思惑とは逆にどうにも否定しきれなくなっていった。そして第一次世界大戦ですさまじい戦死者が出たとき、犠牲者の家族に「死んだ人たちは死後の世界で幸せに暮らしていますよ」とか語るため、死後の世界・霊の存在を受け入れた。妖精というのはイコール霊だと考えられていたので、ドイルはこの写真を信じた。心底信じていたというより、「子供がインチキ写真を本物だと言っている」というほうを信じたくなかったらしい。1983年、その撮影者の一人がついに「あれは偽者でした」と告白した。



(2)世界の怪事件

 2013年2月、イギリス・マンチェスター博物館で、紀元前1800年ころの古代エジプトの石像がひとりでに向きを変える、という怪事件が発生した。館員は「人や車の起こす震動で動いている」と結論付けたが、すぐ隣に置いてある別の像は全く動いていない。その差がどこから来るのかはまだ解明されていない。



(3)空から魚が降ってきた!?

 空から魚・ネズミ・カエル・クモ・クラゲ・ミミズなど、ありえないものが落下してくる現象を「空からの落下 ("Fa"lls "fro"m "t"he "skies")」を略して「ファフロツキーズ (FAFROTSKIES)」と呼ぶ。約1800年前から記録があるが、昔の伝承だけでは無く、21世紀に入っても、イギリスやオーストラリアで魚の落下事件が起きている。また日本でも2009年に石川県で約100匹のオタマジャクシが空から降ってくるという事件が有った。

 ファフロツキーズの原因として、UFOだのワームホールだのトンデモ説も上がっているが、有力視されているのは「竜巻説」と「鳥説」。しかし竜巻発生のメカニズムは良く解っておらず、竜巻が本当に海から水ごとを魚を吸い上げて陸地に落とす、という事がおきるのかは正直解らない状態。つまり推測でしかない。

 2009年の日本のオタマジャクシ事件は、鳥の専門家によれば「サギ犯人説」が有力とのこと。サギはオタクジャクシ100匹くらい簡単に食べる上に、子供に与えるため飲んだものを即座に吐き出せるようになっている。そのため、飛行中に何かの拍子でオタクジャクシを吐き出したのではないだろうか、とされる。

 しかし鳥説で日本の事件は説明が付いても、海外の「大量の魚が落下してきた」などはとても当てはまりそうに無い。つまり、ファフロツキーズの原因は、依然謎のままである。



■感想

 ホームとクルックスの話は初めて知りました。あとドイルについては、心霊現象にハマった話は知っていたので「年を食ってからトチ狂ってしまったのかね」とか思っていたのですが、実のところ大戦の遺族を慰めるためにそっちに傾倒していったと知って、見方が変わりました。動くドイルの映像が残っているとはビックリしましたな。あと、コティングレー写真の生原板が実は日本に保管されている事はさらに仰天です。オカルトオタを自認しているのに、まだまだ知らないことが一杯だ。