海外ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)3」(全3話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
■SHERLOCK(シャーロック)3|NHK BSプレミアム 海外ドラマ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock3/
NHK BSプレミアムでの視聴です(放送日:2014年5月24日(土) 21:00〜22:30)。
■概要
イギリスBBC制作のテレビドラマの第3シーズン。シャーロック・ホームズの物語を、21世紀を舞台に作り変えた推理物。
■キャスト
シャーロック・ホームズ ベネディクト・カンバーバッチ(声:三上哲)
ジョン・ワトソン マーティン・フリーマン(声:森川智之)
第1話 空(から)の霊柩(きゅう)車 The Empty Hearse
■あらすじ
>シャーロック・ホームズの衝撃の「死」から2年。ジョン・ワトソンは親友の死をなかなか受け入れられず苦しんでいた。しかし恋人メアリーとの結婚を考え、新たな人生へと踏み出そうとする。そんなジョンの前に突然現れたのは、なんとシャーロック!生きていることを全く知らせてこなかったシャーロックに、ジョンは激しい怒りを覚える…。
>一方、ロンドンに大規模なテロ攻撃の危機が迫っていた。シャーロックは阻止できるのか?
第2シーズン最終話「ライヘンバッハ・ヒーロー」(http://d.hatena.ne.jp/Perry-R/20120807/p7)から2年後。ホームズが自作自演の詐欺師だったという話は全てデッチ上げだったと解り、今では世間の人々が名探偵の死を惜しんでいた。
ところが実はホームズは生きており、海外でモリアーティの組織の残党潰しに飛びまわっていた。そして、ようやくその仕事も終わり、また兄マイクロフトからロンドンでのテロを防ぐように要請され、久しぶりにイギリスに帰ってくる。同じ頃、ワトソンはホームズの死からようやく立ち直り、婚約者メアリーとの結婚を考えていた。そこにひょっこりホームズが帰ってくるが、ワトソンはホームズが生きている事を教えてくれなかったので激怒する。
ホームズはテロ組織について調査を始めるが、何もつかめない。さらにワトソンが何者かに誘拐されあやうく殺されかける事件が起きる。やがてホームズは「地下組織がテロを企んでいる」のではなく「テロリストが地下でテロを企んでいる」事に気がつく。テロリストは国会議事堂の真下の地下鉄トンネルで爆発を起こし、議事堂を吹き飛ばす計画だった。ホームズとワトソンは爆弾を停止させテロを防いだ。しかしワトソンを誘拐した犯人が何者なのかは解らないままだった。
■感想
ホームズが1年10ヶ月ぶりに戻ってまいりました。90分尺なのに相変わらずの面白さで長さが全く苦になりません。それは良いのですが……、こらー、ホームズがどうやって助かったか謎解きがないじゃないか〜!! 劇中「こうじゃない?」という物はいくつも提示されましたが(落ちたのは人形だった、モリアーティーの死体をホームズに変装させてから突き落とした、マイクロフトの部下が下にマットを敷いていた)、結局真相は謎のまま……、「マイクロフトがバックアップしていた」という事が明かされたのでもうどんな答えでもアリでしょうが、解決を提示しないってそりゃないんじゃないの?
あと、思わせぶりなタイトル「空の霊柩車」が何かというと、単に「ホームズは死んでない」派の討論倶楽部の名前でした……、おいおい。