感想:NHK番組「大学ロボコン2014 日本代表決定戦 Road to India インドへの道」(2014年7月21日(月)放送)


 NHK番組「大学ロボコン2014 日本代表決定戦 Road to India インドへの道」の感想です。
(※以下、試合結果まで書いてありますのでご注意ください)

NHK ロボコン
http://www.nhk.or.jp/robocon/

■“ロボコン”公式ホームページ
http://www.official-robocon.com/

 NHK総合での視聴です(放送日:2014年7月21日(月) 10:05〜11:00)。


■番組概要

 大学ロボコンの2014年の国内大会。

>国際ロボコン大会『ABUロボコン』に、日本から出場できるのはわずか1校!今年の課題は、シーソーやポールウォークなど4つの難関をいち早くクリアすること。高度な制御で正確無比なロボットの動きと、それを操る学生たちの神業のようなテクニックが大きな見どころ!「世界王者」金沢工業大学や、「最多優勝」東京大学を待ち受ける運命はいかに?夢を果たすべく、ラストチャンスにかける学生たちの白熱のドキュメント!

>【語り】立木文彦


■大会詳細

開催日 2014年6月1日(日)
場所  国立オリンピック記念青少年総合センター 大体育室



■競技課題

「A SALUTE TO PARENTHOOD」

親ロボット(手動)、子供ロボット(自動)の計2台のロボットが協力しながら、4つの課題に挑戦します。
その4つの課題は、「シーソー」、「ポールウォーク」、「ブランコ」、「ジャングルジム」。4 つの課題を達成したチームは、「SHABAASH」となります。「SHABAASH」を先に達成したチームが、勝利します。
競技時間は3分間。赤チームと青チームの対戦形式です。

親ロボットが子ロボットを運び、子ロボットが4つの課題に挑む。
1)シーソー:子をシーソーの片方に乗せ、親が反対側を持って三回上下させる
2)ブランコ:子をブランコに乗せ、三回揺らす
3)ポールウォーク:柱が四本立っていて、子が全ての柱を伝って反対側まで行く
4)ジャングルジム:子がはしごを登りきり、旗を立てるとゴール

 ちなみに「SHABAASH」とはインド語で「グッジョブ」の意味。


■感想

 今回は課題のレベルが高すぎ! 過去数年のような、人間の操縦するロボットの上手い下手がかなり勝敗に関係する形式を避け、子ロボットの技術レベルに重みを置く課題になったのですが、おかげで、ルール説明を聞かされても「そんなん出来るか!」というくらい無茶要求をしていました。


 実際、第一試合では対戦した両チームともゴールまで行けず、「うぁぁ、これどうなるの?」という波乱の幕開けに……、しかしロボコン常連の東大と、あと名古屋工業大学が、こんな無茶課題でもキチンと動くロボを作ってきて、へーっという感じでした。


 盛り上がったのが準々決勝の東大対豊橋技術科学大学。ガチ本命東大に対し、豊橋のロボットはポールウォークのクリア方法が、柱を掴んでいくのでは無く、端から端まで空気圧でジャンプして飛びつくというどうみても成功しなさそうなタイプ。当然東大に軽くひねられると思ったのですが、東大側がトラブルでスタートできず、その間に豊橋はどんどん先に進み、ポールウォークが今日始めて成功して一瞬でクリア。さらにジャングルジムもはしごを上らずにジャンプでいきなり飛びあがってそのままゴールし、勝利。まさに大番狂わせでした。東大チーム、もう悔しさを察して余りある負け方でした。ちなみに豊橋はそのあと一度もポールウォークが成功せずに負けてます……


 最終的に安定の名古屋工大がキッチリ優勝しました。しかし国際大会ではもう目をみはるようなスピードで柱を渡るロボがでてきそうだよなぁ……


■結果

●[大学ロボコン]大会結果
http://www.official-robocon.com/jp/daigaku/daigaku2014/rusult.html
準決勝第一試合 ○名古屋工業大学 VS 金沢工業大学×
準決勝第二試合 ○長岡技術科学大学 VS 豊橋技術科学大学×
決勝      ○名古屋工業大学 VS 長岡技術科学大学×