感想:アニメ「白銀の意思 アルジェヴォルン」第3話「ワンマン・アーミー」


 アニメ「白銀の意思 アルジェヴォルン」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■オリジナルTVアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』公式サイト
http://www.argevollen.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第3話 ワンマン・アーミー


■あらすじ

 独立第八部隊はようやく味方の基地にたどり着くが、すぐさままたも困難な任務を命じられる。要衝である地峡を味方の撤退が完了するまで守り抜き、さらに全軍を逃がした後地峡を破壊し敵軍の足止めをせよ、というものだった。独立第八部隊は基地に篭って敵を待ち受けるが、ススムは味方の犠牲を見ていられず、またしても命令違反を犯して敵中に飛び込んでしまう。そこにインゲルミア軍の「リヒトフォーヘン」(声:櫻井孝宏)の機体が現れ、アルジェヴォルンは性能差にも関わらず翻弄される。サモンジは味方撤退を見計らって地峡を破壊し、アルジェヴォルンは落石の中を味方の援護でなんとか撤退する。


■感想

 まさに21世紀に帰ってきた「太陽の牙ダグラム」。陸戦兵器主体(というかこの世界は空を飛ぶ機械は無いそうです)で、全編に漂う疲れた雰囲気。しかしボトムズほどスマートでも無い。この中途半端な感じがなんか凄く懐かしい。タカラが今回の話をミニチュアウォーゲームにしそうだと思いましたよ。

 そ・れ・に・し・て・も。また主人公が命令違反! こいつ軍人だという自覚が無いのか。しかも多分またたいした罰も無しに済ましそうな雰囲気。前にも書きましたが、熱血ヒーロー物で主人公が命令違反をやるのは問題ありませんが、軍隊を描いているのに命令違反を問題なく見逃してしまう、という描写はどうにも我慢ならない。これを上手く解決できない時点でシナリオライター陣は無能と言われても仕方ないのでは。