感想:アニメ「グラスリップ」第7話「自転車」


 アニメ「グラスリップ」(全13話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「グラスリップ」公式サイト
http://glasslip.jp/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第7話 自転車


■あらすじ

 駆がやなぎに頬をひっぱたかれた直後からスタート。透子と駆はなんだかんだで打ち解けており、近々二人で海に行く事になった。幸(病弱メガネっ娘)は、以前からの予定通り検査入院するが、透子とやなぎ(美人さん)は祐(茶髪)の恋路の邪魔をしないようにと気を使うことに決める。祐は幸の病室を訪問したところ、幸から幸の母親に「ボーイフレンド」と紹介され舞い上がる。しかし幸は透子が来る時間になると、さりげなく祐を病院から追い出す。幸は透子から駆と二人で海に行く話を聞くと、すぐさま祐に退院次第海に行きたいとねだり、仲間みんなで海に行くように段取りをつける。

 透子の妹・陽菜(声:東山奈央)は、水泳部の仲間たちが毎日決まった時間にランニングしているハンサムをアイドル的に見ていることを知るが、それは姉の知人の雪哉(ハンサム君)だった。ある日陽菜は雪哉がランニングでペースを崩しているのを見ると、(水着のまま)自転車に乗って雪哉を追いかけ、「格好悪くならないで欲しい」と苦言を呈する。

 幸の入院が一日伸び、皆で海に行く話は中止になった。祐は幸が海に行きたがったのは、ただ透子と駆の邪魔をしたかったためだったと気が付き、自分が幸に良い様に使われていた事を悟る。一方、浜辺にいた透子と駆の前にやなぎが現われ、駆に雪哉が格好悪くなったのは全て駆のせいだとはき捨てる。透子はやなぎの未来の欠片で異様に暗いビジョンを見る。


■感想

 おっしゃー! 面白くなってきたー! 雪哉と透子妹のまさかの会合に「えっ、この組み合わせ?」と驚かされたのは予想外でしたが、いよいよ幸の暗黒面が暴露されたり、やなぎが陰険になってきたり、祐の姉(茅野愛衣ボイス)が病院で涙ぐんでいたり、と、期待通りに天気が荒れてきてドキドキ感が出てまいりました。もちろん「はぁぁぁ、もう見たくもないよ」みたいな欝展開に転げ落ちるのはノーサンキューですが、「true tears」級の試練なら大歓迎。未来を見る力(?)もようやく話に組み込まれてきたし、今後の荒れ具合とその後の回復に期待が高まります。


★おまけ

 駆くんは電ぱ、もといエキセントリックすぎるだろう。「波の音がくすぐったいんだ」とか、自分の分身二人と自問自答するとか、顔がハンサムでなかったらただのヘンな子ですぞ。イケメンだから何をしても許される的ポジションで羨まし。