感想:アニメ「キャプテン・アース」第20話「サテライトジャック」


 アニメ「キャプテン・アース」(全25話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「キャプテン・アース」公式サイト
http://captain-earth.net/

 BS11での視聴です。

第20話 サテライトジャック


■あらすじ

 ブルーメは地球衛星軌道に上昇し天海道側までやって来た。ダイチは約束通りハナをブルーメから連れ出した。「迎撃派」の立案した「オペレーション・サマー」とは、「方舟派」が地球脱出用に用意している宇宙船「キヴォトス」をエンジンシリーズの輸送用に転用してブルーメに合体させ、ブルーメは超空間飛行で天王星に侵攻、遊星歯車装置の本拠を叩くというものだった。計算ではライブラスターを利用した兵器なら、キルトガングの「エゴブロック」も破壊可能のはずだった。しかし方舟派はその作戦を潰すため、広末を送り込む。また遊星歯車装置のアイは、アイドルとして天海道の「一日知事」として乗り込んできた。やがて広末が天海道をジャックしてしまった。


■感想

 うーん、まあ、「ダイチとハナ」「テッペイとアカリ」「ハナとツバキ」とかキャラクターの繋がりが進展している事は認めます。しかし、その他の本筋というかの部分は、なんかこー、おざなりというかテキトーに進めている感じしかしません。


・適当にバタバタしているうちに天王星殴りこみ計画が始まりそうになっていますが、「えっ、もうクライマックス?」という盛り上がりの無さ。

・謎のランドセル少女エーリアルはもう忘れ去られているのか?

・マシングッドフェローって結局何なの?

・キルトガングたちが、地球人の肉体「アバター」となった経緯は?

・「(セツナの話に出てきた)人に夢を見せる機械のスポンサー」の伏線はどこに消えた?

・遊星歯車装置のアバターたちは、覚醒話のあとは、それ以降にキャラを視聴者になじませなくてはいけないのに、以降全く出番無し。バクとかは「歯車装置の中で人類絶滅に疑問を持つ」とかいう位置づけで動くのかと思ったのですが、そんな話は欠片も無かった……

・何か陰謀を企んでいたっぽいパックは、第三勢力になるのかと思ったらただ女遊びにうつつを抜かしているだけで傍観者止まり。

・そして何より人類を滅ぼそうとする侵略者・遊星歯車装置が、最近では迎撃派と方舟派の人類の対立話の前に存在感が薄れ、もはやいてもいなくてもいいただの空気状態……、七人も集めておいて。


 etcの疑問や不満が山積み。私の書いていることは的外れでしょうか? しかも残り5回しか無いのに、次回21話はまだ今回の続きだし、こうなるとそれ以降は早回しでバタバタッと慌しく進む絵しか見えない……、ぐむむ、「輝きのタクト」の最終回の『尺が足りなくてやっつけラスト(私の個人的見解)』が再現されるのか……