感想:映画「スカイライン -征服-」(2010年:アメリカ)(2014年4月4日(金)放送)

(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■BSジャパン シネマ・アディクト 〜BSジャパン映画情報〜
http://www.bs-j.co.jp/cinema/

 BSジャパンでの視聴です(2014年4月4日(金) 20:00〜21:30)。


■概要

http://www.bs-j.co.jp/cinema/d140404.html
2014.04.04 [金] 夜8時
スカイライン -征服-】
そこには、愛も英雄も存在しない。地球征服3日間の黙示録を驚異の映像で描いたSFパニック映画!

親友テリーの誕生日を祝うためロスへと訪ねていったジャロッドと恋人のエレイン。しかし早朝、部屋のブラインドから差し込む青白い光と不気味な音で目を覚ますと、その光を見た友人が一瞬にして光の中に姿を消してしまうのを目撃するのだった。状況が全く分からない一同。更に、窓の外にはたくさんの巨大な飛行物体が空を埋め尽くし、地上から人間を次々と吸い上げていたのだった・・・。

DIRECTOR 監督
コリン・ストラウス グレッグ・ストラウス

SCRIPTWRITER 脚本
ジョシュア・コーズ リアム・オドネル

CAST 出演者
エリック・バルフォー スコッティー・トンプソン ドナルド・フェイソン ブリタニー・ダニエル デビッド・ザヤス

■あらすじ

 主人公と恋人(妊娠中)がロスアンゼルスの友人を訪問するが、翌日、空から巨大な物体が舞い降りて、地上の人たちを次々と吸い上げてしまう。さらに小型の飛行物体、空飛ぶタコ型生物、手足二本ずつの巨大生物、等が次々と現れ、人間たちを捕まえていく。主人公たちはマンションの20階の部屋に立てこもるが、結局次々と捕まっていき、最後に主人公と恋人も物体内に吸い上げられる。内部で主人公は脳だけを取り出されて怪物の体に移植され、一方恋人の方は妊娠中だったので別扱いで調べられる。そこに怪物化した主人公が現れて、周囲をぶち壊し、恋人のお腹を(怪物の手で)そっとなでているシーンで〆。


■感想

 宇宙人侵略映画なのに、徹底して主人公たち視点でのみ進行する映画。大統領とか軍とかからの目線の描写が無いのは斬新、と言いたいところですが、別にこれ「ホラー映画」とか「動物襲撃パニック映画」での「襲われる立場からのみで進む話」の変形なので珍しくも有りませんね。話は起伏が無くかなりタルイです。


 名前を知っている俳優がまるでおらず、いかにもB級なのですが、特撮自体は凄く綺麗。宇宙船VSアメリカ空軍とか、怪物に襲われる人間たちとか、一昔前なら超大作映画でしかお目にかかれなかったような特撮をさらっとやっています。CG加工技術のコストがめっさ安くなっているんでしょうねぇ。しかし「侵略者登場→触手で人間をさらっていく」ってのはスピルバーグ監督版「宇宙戦争」のパクリじゃね?


 最後は「えっ、ナニこれ? ここで終わり!?」と驚愕の結末で、そこだけは評価します。でもB級だけど。