感想:成年系ゲーム雑誌「BugBug(バグバグ) 2014年10月号」(2014年9月3日発売)

※「注意!」以下、成人向けイラストが出てきます。

Bug Bug (バグバグ) 2014年 10月号

 発売日:2014年9月3日(毎月3日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

■BugBug
http://bug-bug.jp/top/index.html

■編集部のツイッター
https://twitter.com/bugbug_info

 いやー、バグバグ、懐かしいですね。1990年代初頭の業界黎明期には良く買ってました。あれからもう20年かぁ。同期(?)の「パソコンパラダイス」も「PCエンジェル」も時の彼方へと消え去っていったのに、まだこの雑誌は元気で生き残っているというのは、なんというか不思議な感覚です。


 実は先日

●PCゲーム業界の裏側を大暴露! 営業・広報たちが赤裸々に語るアレコレが生々しすぎ | CultureLAB. | カルラボ
http://www.c-lab.link/nettrend/20140909pcgameinsidersbook
9月3日に発売された18禁美少女PCゲーム情報誌「BugBug 10月号」に収録されている「美しょゲー業界裏匿名座談会」が、凄いことになっています! 「これホントに載せて大丈夫なのん!?」という勢いで業界の裏側を大暴露!!

 という記事を見て、興味を引かれて20年ぶりくらいに買ってみたわけですが……、

美しょゲー業界(裏)覆面座談会 2014
・メーカー・流通・ショップ・マスコミ…(匿名だから)事情通が言いたい放談・ヤバネタ1万8千字超!!

 内容はこんな感じ。


コミケでもグッズが売れなくなっている。客はセットでまとめて買わなくなった。欲しいものだけ買うというスタイルになっている。今後は東京ゲームショウみたく、物販よりプロモーション中心になるのでは。

・広告を出す際に社長の理解がない所が多い。複数のアイデアを試して、それではじめて相乗効果が生まれるのに、費用対効果を見て「これのみやれ」とか言われる。

・今でも、昔の感覚で「良いゲームを出していればそれだけで売れる」と考えている人が多い。それじゃもうダメなのに。

秋葉原でよく売れるから秋葉原のみ注力して地方は手抜き、なんてのはいけません。地方のファンを大事にしないと作品人気が陰る。でも費用対効果ばかり気にする人には通じない。

・業界が終わりだとかよく言われるが、そんなことはない。大体10年前くらいが異常で、今が正常値。なのに影響力のあるベテランが「もう終わった」とかいうのは迷惑。そんな人や、低品質ソフトを出して平気なメーカー、未払いを起こしても居座るような会社、みんな消えて欲しい。

・2014年上半期の話題作で異常にCGが少ないゲームが有った。そういうのは止めて欲しい。

ダウンロード販売は色々難しい。作り手としては作品を欲しがる人に届けたい。が、実店舗の方からは「DLで売られたらパッケージが売れなくなるじゃないか。もうそっちの作品を扱わなくていいのか」とか睨まれる。

 etc。


 うーん、別に危なくもなんともなかったです。業界の現状をありのままにトークしているというだけですし。もっと「●●の社長はこれこれのことをして」とかスキャンダルだらけの危険な内容かと期待していましたが、別にー。でも最近の業界の空気はなんとなくわかりました。



 後、新作ゲームをざっと見たのですが……、以前にも増して絵が「丸っこい顔のロリが入ったキャラ」ばっかりになっている。はふーん、もうちょっとアダルツな感じの絵は無いの? 多少琴線に触れるのは、ワルキューレロマンツェの新作(こもりけい原画)くらいでした。いかんなぁ。アニメ業界みたいにロリからアダルツからバリエーションが有ってもいいのでは? まあ今は絵では無くシナリオの質で勝負しているのかもしれませんけどねぇ。今月はたまたまこういう作品ばっかりだったのか?


 あと、「金目鯛ぴんく」先生が未だご活躍中なのはなつかしゅうございました。


 リハビリには丁度良かったかな。