発売日:2014年12月19日(偶数月19日発売)
(※以下、雑誌の内容に色々触れてありますのでご注意ください)
この雑誌、本誌とは比べ物にならないくらい面白い。読みきりが毎回レベルが高いし。それに比べて本誌のほうのレベルの低さと来たらブツブツ……、ギャグマンガ日和以外読むところない……
ところで城戸みつる氏の読みきり連発はやめてしまったのでしょうか?
23区の魔法使い[樋口彰彦]
現代社会に魔法がある世界。主人公の女子学生は国家公認の魔法使いでもあり警察的な仕事をしているが、世間では謎の魔法テロ事件が連発していて……
この作者氏、名前を良く見たら少年ライバルで連載していた人ですね。ありがちな設定ではありますが、面白く読めました。
月刊あたい[中村尚儁]
漫画家志望の主人公は下手な漫画ばかり描いていて、幼なじみの女の子に酷評されてばかり。ある日女の子にある異変か起きて……
青春モノ。良いね。
人魚ラプソディ[藤本タツキ]
人魚が普通に居る世界。主人公は人間の父親と人魚の母のハーフ。いつも海中に沈んだピアノを弾いていたところ、見知らぬ人魚が近づいてきて……
人魚が下半身魚なのに上半身普通に服を着ているとか、強引な世界設定ですが、お話はボーイミーツガールモノでラストはイイ感じに〆ます。
おさげのあの娘 新島秋一
お下げの地味娘に、文武両道で学校の人気者の娘さんが声をかけてきて、女らしさを学びたいというのですが……
えっ、この雑誌百合姫だっけ?と思うようなライト百合話。なかなか。でもあのラストは切ない。
home&away[左藤真大]
21世紀半ば。サッカー人気が凄すぎて、もう野球は忘れ去られていた。そんな時代、主人公は大昔の野球漫画に感化されて野球部を立ち上げるが……
くっそくだらないギャグマンガですが、しかし楽しい。
CHERRY TEACHER 佐倉直生 立花和三
連載。お色気系のギャグマンガ。
二本立てですが、二本目がやたらおかしい。主人公の教師の家に、生徒三人組が雨に降られて押しかけてきて、主人公が部屋を空けた間に勝手に家捜しをはじめて……
で、ベッドの下からエロ本を見つけてくるのですが、全部人妻物なので引きまくり。「まあ、女子高生盗撮モノで無かっただけマシか」とかいうのですが微妙な空気になり、三人が帰った後主人公がエロ本がキチンと整理されて置いてあるのを見つけて悶絶するという。なんというか言葉にするとイマイチですが実際に見てみたらあの空気がもう面白くて。