雑談:エロゲ業界が没落しているとか何とかという話についてちっとだけ考えた


 最近エロゲ業界が昔と比べて没落した云々とかいう話を目にするわけです。で、『昔は良かったなぁ、凄いライターとか絵描きが一杯いて。最近はそんな面々が全てマトモな仕事に流出しちゃったから没落した』という感じで語られるのを見たりするわけで。


 そういうのを見ると、私は心の中で「そういう人たちは、元々有名になるためのとっかかりとして、敷居の低いエロ仕事を選んだだけで、知名度が上がればカタギの仕事に移るのは当然。昔のエロ業界が、才能を次から次から生み出す夢工房だったわけじゃないし」とか毒づく訳です。


 で、そこからさらにぼうっと「じゃあ、これから有名になろうとする人は何故同じように、最初のとっかかりでエロ仕事を選ばないのでしょうねぇ、そうすれば新陳代謝はあっても同じようにハイレベルエロゲが楽しめるはずなのに」と考えると……、やっぱりアレですかね。「pixiv」とか「小説家になろう」とかの存在ですかね。もう「どこかの会社でエロ仕事をして自分の実力を見せ、そこからのし上がっていく」という回り道をしなくても、直接世間にドーンと自分の作品を提示できるからかなぁ、と。そして、力を見せれば、そのまま小説を出版してもらえたりとかするから、エロ仕事で経歴を汚す必要がない……、


 ふむ、こうなると、エロ業界の沈滞化に歯止めがかからないのも当然か? いやまあ「初代リップスティック」(リップスティックアドベンチャーではない)の頃の時代に戻ったと思えば良いじゃん、とか割り切ればいいのか。しかし、顔がコロコロした少女キャラの絵ばっかりなのは勘弁してほしいぞ。もっとアダルツなキャラの絵も描いてほしいのだが。