感想:NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)『File-26 シリーズ アメリカUFO神話(1) “空飛ぶ円盤”の原点に迫る』(2015年1月24日(土)放送)


 NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー - NHK
http://www4.nhk.or.jp/darkside/

 NHK総合での視聴です。(放送:毎週土曜 22:30〜22:50)

『File-26 シリーズ アメリカUFO神話(1) “空飛ぶ円盤”の原点に迫る』


■内容

>地球外知的生命の実在をアメリカ政府は隠している?うわさの真相に迫る3本シリーズ第1回!60年前UFO事件の原点に意外な事実が?UFOの大群が首都ワシントン襲撃?

>UFO大国アメリカの歴史的事件に迫る3本シリーズ!相次ぐ宇宙人の目撃!UFO史上最大の陰謀疑惑・ロズウェル事件!軍は本当に墜落した宇宙船と宇宙人の死体を隠しているのか?現代の巨大な神話“UFO”を通して、私たちの社会のダークサイドに迫る!第1回は1950年前後に大発生した“空飛ぶ円盤”目撃事件から、常識を超えた驚きの異常事態を明らかにする。軍が大混乱!UFOの大群が首都ワシントンDC襲撃!?

 BSプレミアム版の「File-10」(2014年8月16日(土) 放送)から。


 1947年6月24日、ワシントン州上空を自家用機で飛んでいたケネス・アーノルドは、光る9個の物体が音速以上で飛んでいくのを目撃した。彼はその様を「カップの受け皿(ソーサー)を水に投げた時に跳ねるがごとく飛んでいた」と証言。つまり飛行物体が皿の形だったと言ったわけではない。しかし新聞記事ではこの物体を「フライング・ソーサー」と、円盤型であるかのように書いた。ちなみに、未知の物体の目撃例はそれまでにもあり、例えば第二次大戦中の軍のパイロットは「フーファイター」と呼んでいた。しかし「フライング・ソーサー」というキャッチーな名前が付いたからか、この日から突然全米各地で「円盤」の目撃情報が相次ぎ、一種のブームとなった。しかし当時の人たちは、この物体を「軍の秘密兵器か何か」と考えており、「宇宙人の乗り物」という発想は皆無だった。


 1948年1月、ケンタッキー州で空軍のマンテル大尉の乗った戦闘機P-51が墜落した。空軍は事故だと説明したが、世間では「大尉は円盤に撃墜された」と噂し、空飛ぶ円盤とは軍の兵器ではなさそうだが、では何なのか? と考えはじめた。


 1950年、作家ドナルド・キーホーは「空飛ぶ円盤は実在する」という本を出し、円盤は地球外生命の乗り物だという説をぶち上げた。近年円盤目撃が増えているのは、人類がロケットや原爆を実用化した事が興味を引いたのであり、またアメリカで円盤が頻繁に目撃されているのは、アメリカが世界一の文明国だから良く偵察されているのだ、と説明した。


 1952年7月19日と26日にワシントンDC上空で謎の飛行物体が目撃・レーターで探知され、空軍が迎撃に飛び立つなど大騒ぎとなった。しかし戦闘機は上空で何一つ発見できなかった。のちに空軍は、これは大気が遠くの景色や電波を反射した自然現象であり、アメリカの敵はいなかった、と説明した。ところが記者は「敵とかどうかではなく、宇宙からの飛行物体が来ていたのでは?」と食い下がった。空軍はこれを相手にしなかったが、却って『軍は円盤に関する情報を隠している』という疑惑をもたれる事になった。続く。


■感想

 オカルト話の王道・空飛ぶ円盤テーマ回です。ちなみにBSプレミアム版では、あのUFO特番のナレーションで有名な矢島正明氏を呼んできて、あの「チャララーチャララチャララー、ジャァァァァン」というあのテーマ曲と共に宇宙人目撃情報を延々と説明してもらっていたのですが、時間の制約でこちらのバージョンでは無しの模様。もったいねー。