「引田天功 大脱出シリーズ」(全３回)の感想です。
（※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください）
■引田天功 大脱出シリーズ | ファミリー劇場
http://www.fami-geki.com/tenkou/
CS放送・ファミリー劇場での視聴です（三週連続 木曜日21:00-22:30）｡
■概要
引田天功 死の火煙塔大脱出 時限装置爆破3分前
http://www.fami-geki.com/detail/index.php?fami_id=02445＞「危険を買う男」の異名を持つ初代・引田天功の「大脱出シリーズ」第六弾。時限装置で次々に爆破されていく鉄塔から決死の大脱出に挑む。
＞人間の限界を賭けて挑戦する、引田天功の驚異のマジック・ショー。過去に数々のスケールの大きい危険に挑み、成功してきた引田天功が今回挑むのは、時限装置で次々に爆破されていく鉄塔からの脱出。今回の最大の敵は迫り来る炎と煙。煙に巻かれて一歩誤れば、死のダイナマイトが待っている。はたして無事に脱出できるのか・・・?頑張れ、天功!
＞【司会】：和田浩治、石川牧子（NTVアナウンサー）
＞【出演】：引田天功、一谷伸江、引田天功夫人 ほか
＞制作年：1975年初放送
＞2015年03月19日（木） 21:00 - 22:30
日本テレビの「木曜スペシャル」特番。ナレーション：広川太一郎。実況：倉持隆夫アナ。
大脱出の第六弾。前回放送した「水道管」は第四弾でしたが、五弾はなんかイマイチだった模様で、無かったこと（？）になっているみたい。
脱出の前に、ドキュメントパートというかがありまして、引田天功の横顔を映しながら、広川太一郎氏のナレーションが入ります。（概要）『三ヶ月前母親が死んだ……、もう二度と危ないことはしないでくれと頼まれた……、その言葉を守ろうとしたものの、心の中で冒険に挑みたい気持ちがあふれてきた。オレは危険にぶつからなければ生きていけない男なのだ……』云々。
また有名人からの激励ビデオメッセージということで、堀江謙一、水森亜土、三浦雄一郎、ガッツ石松、などが登場。時代が解ります。
■感想
仕掛けが凄い。高さ２１メートルの、工場にでも建っていそうな鉄塔が舞台となるわけですが、これ、一回ぽっきりの番組のためにだけ作ったわけですよね。一体いくらかかったのかと。しかもそれを爆弾で盛大にボカボカぶっ飛ばしていくわけですから。
今回も番組の盛り上げが上手くて、天功が入った箱を鉄塔の天辺において下から火をつけて煙でいぶしだしたところで、突然スタッフが慌てて塔の天辺に戻って行くわけですよ。で、倉持アナがあのノリで「どうしたのでしょう！？ トラブルでしょうか！？」とか絶叫するわけですが……、箱の横に観音開きの窓があって外からパカッと開けられたのはどうしたものかと思いました。上から釘をうって閉じ込めたはずなのに、横に窓があるってインチキ（？）じゃん……
まあ、そのあとは煙がモウモウだわ、塔の途中に仕掛けられた時限爆弾が必要以上の勢いで爆発するわ、もう大変。そして塔がめちゃくちゃに燃えちゃった後、避難小屋に逃げ込んだはずの天功が１分経っても２分経っても出てこない。で、例によって倉持アナが「引田天功はどうなったのでしょうか！？」と叫びまくるわけですが、当然脱出成功で、スタッフに引っ張り出されて、煙で顔が真っ黒な天功が出てきて、「今回の反省を生かしてまたやりますよ」とかいって〆。やってくれるぜ。
ところで……、当時の人たちは倉持アナとかみんな「ひき＜だ＞（ＨＩＫＩ＜ＤＡ＞）てんこう」と発音しているのですが……、「ひき＜た＞」（ＨＩＫＩ＜ＴＡ＞）じゃねーの？
★こちらもどうぞ
第一週
perry-r.hatenablog.com
第三週
d.hatena.ne.jp
■おまけ
http://www.fami-geki.com/tenkou/
●死の火煙塔大脱出とは？＞高さ21メートルの鉄塔の中央に脱出用の太いパイプが通してある。塔の根元には脱出した天功が逃げ込むための脱出小屋が作られる。また充分すぎる火薬が使われた時限装置付きダイナマイトが塔に3か所設置される。
天功自身は手錠をかけられ、時限爆破装置が付いた箱に閉じ込められて、ヘリで塔上に吊り上げられる。＞ここからがスタートだ。
＞塔の下部に点火されると鉄塔はみるみる炎に包まれる。天功は自身の入った箱が爆破される前にパイプ内の鎖を伝って降りる。
＞3か所のダイナマイトは炎とは逆に上から順に爆発していくので、それより早く降りて行かなければならない。脱出小屋に入った後は、そこから地下壕に身をひそめないと、脱出小屋自体も爆発してしまう。天功は最大の敵「煙」に勝つことはできるのか？＞頑張れ、天功！
